MISAWA international

HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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2006年01月30日

音楽と健康

音の効果というのは、我々の生活に強く影響を与えます。環境音楽は、鳥のさえずりや、水の流れる音などが盛り込まれているような音楽です。癒しの効果があり、環境音楽を聴くとリラックスします。家庭にも環境音楽の流れる空間があると、気持ちが落ち着きます。

人間は通常、耳から3000Hz以上の音を聴いているといいます。それ以下の音250~3000Hzは背骨で聴いています。この特性に着目し、寝たきりで耳の聴こえなくなった人が、骨から伝わる振動で音楽が聴けたり、対話できるようになる技術が開発されています。まもなく市場に登場すると思いますが、システムはベッドやソファに組み込まれていて、背中から振動で音を伝えます。低音は音の振動が強く、これにより普段耳から聴くことのない低音を背骨や内臓で感じることができます。

また、骨への振動は自律神経を調整し、内臓への振動は内臓の働きを活発にし、全身の血流を良くします。血行がよくなると体温を高めます。体温が上がると免疫力がアップします。さらに、骨振動がツボも刺激するので、脳が刺激されます。実際に、音によるこうした効果に着目し、メディカルセラピーを行うクリニックもできています。

実用化が進み、近い将来、家庭でも使えるようになります。そうすると、ホームシアターに採用されたり、自動車の座席やベッドに組み込まれたりして、快適空間としてだけでなく、健康のためにも一役買うでしょう。

2006年01月27日

虹彩診断

アメリカ、ロシア、韓国、日本の新しいテクノロジーとして、虹彩診断というものがあります。

全身は脳に繋がっており、脳の神経は眼に集中しています。小型カメラが眼球の表面を測定して1分間ほどで全身の健康状態がわかる診断方法を医学界で試行錯誤しているところです。これが実用化すれば、自宅の洗面所に機能を取り付けて毎日1分で健康チェックが出来るようになります。

虹彩診断は、将来はパスポートの認証などにも使われるようになるのでしょう。日本でも麻薬を使った犯罪が増加しているように思いますが、虹彩診断だとドーピングの有無も簡単に発見できるようになります。さらに、高齢者が大勢住んでいるような高層住宅の入り口にこのシステムを設置すると、セキュリティとしても役立ち、健康診断にもなるはずです。実用化が待たれます。

2006年01月25日

自宅で健康診断

テクノロジーの進歩は目覚ましく、自宅で健康診断ができる設備が開発中です。その一つに「健康管理トイレ」があります。 15年前から話していたアイデアですが、最近2社の設備メーカーさんが取り組んでおり喜ばしいかぎりです。


便座に座ると、体重から血圧、脈拍、体温をみ、排泄物から糖分の分析などをし、その日の健康状態を診断してくれるのです。飲みすぎ、過労などもこれで簡単にわかり、状態が悪いと「過労による体調不良の兆候が出ているので、休んでください」などと音声で知らせてくれます。

このトイレから電話回線を使ってデータを主治医に送られ、毎日のデータを基に診断が行われます。結果が悪い場合には通知がきて、治療を受けられる仕組みにしたいものです。

将来は、体調が悪いのに、無理して出勤しようとして、玄関のドアを開けようとしたら、トイレとドアが連動して鍵があかなくなる、そんな仕組みができるんだろうと思います。そうなると、自宅で早期発見ができ、手遅れということもなくなります。

2006年01月23日

すまいの危険

すまいには危険がたくさんあります。浴室、バルコニー、階段、キッチン、洗面所、トイレなど……。各所で考えられる危険とその予防について考えてみましょう。

浴室:
子どもの不慮の事故の一つに溺死があります。日本小児科学会の調査によれば、子どもが死亡する原因のトップは、浴槽での溺死で、全体の約50%を占めています。幼児は10センチ程度の水たまりでも溺死します。浴槽に手を入れて遊んでいるうちに頭から中に落ちたり、足を滑らせて浴槽に落ちることもあります。大人でも浴室で滑って転んで頭や体を打つことがあります。

バルコニー:
バルコニー、窓、階段といった高いところから転落する事故があります。子どもは1歳を過ぎる頃から歩き始めるので、手すりをくぐりぬけてしまうことがあります。

階段:
階段からの転落が多くあります。その原因には、すべりやすい、急である、手すりがついていない、つまづきやすい、などがあげられます。

キッチン:
包丁、ナイフなどの鋭利な刃物が置いてあるところですし、やかんや鍋の熱湯や油など、こぼれたり、かかったら火傷をする危険なものがたくさんあります。

洗面所・トイレ:
冬場、高齢者の死亡原因には、心疾患や脳血管疾患の比率が高くなります。これは、暖房の効いた部屋から気温の下がったトイレや洗面所に移動すると、その温度差のために血管が収縮して、心臓麻痺や脳卒中を起こすからなのです。

事故は「まさかこんなところで!」という場所でも起こります。それだけに住まいの作り方には十分な配慮が必要です。それぞれの対策はあります。

2006年01月16日

色で子どもの性格が変わる

色には性格があります。色の研究によると、同じ大きさの球を見ても黒は白の2倍の重さに見えます。黒は重さを感じさせる色なのです。赤は興奮させる色で、レストランや結婚式場によく使われる色です。国会議事堂の絨毯も赤色です。だから、国会議員がヒートアップするのでしょう。一方、青やグレーといった寒色系は気持ちを落ち着ける色です。国会議事堂の絨毯の色を寒色系にすれば落ち着くのかもしれません。

子ども部屋にも色の性格を活用してみてください。赤、ピンク、オレンジなどの暖色系は精神を興奮させる作用があって、色とりどりの花柄のカーテンにピンクの絨毯では、子どもは外に出たくなってしまうのです。そういう場合は、青系やグレーの絨毯やカーテンに変えると、落ち着いて本を読んだり勉強をするようになります。

ところで、私は500色の色鉛筆を持っています。なんと500色それぞれに名前とその性格が記されているのです。世界に100セットしかない珍しいものです。ご関心のある方は、ホーム・デザイン・プロジェクトに置いてあるので、見に来てください。

2006年01月13日

吹き抜けと間抜け

よく、「良い建築とは何ですか?」という質問に、私は「“間”のある建物です」と答えています。無駄のある建物なのですが、間が気分を良くもしてくれます。間は空間を贅沢にします。

例えば、玄関。客が来たときにドアが外開きだと相手は押し出される格好になり、失礼になります。ドアは内開きにして客を迎え入れるようにすべきですが、そのためには玄関は広くなければいけません。でも、家を建てるときに、玄関を広くしようと考える方は多くはいません。それより、部屋を大きくしよう、リビングやダイニングを広くしたいと考える方が多いようです。床の間も広い空間ですが、なくても困るものではありません。ただ、床の間に掛け軸をかけたり、花を飾ったりすることで間を生かす、日本文化独特のものです。玄関も床の間も空間を楽しむためにあるもので、こういうことが心を豊かにするのだと思います。

贅沢な空間に吹き抜けがあります。吹き抜けは天井を高く使えますが、1階と2階の隔たりがなく、2階から下の様子を見たり気配を感じることができます。立体的なオープンスペースといったところでしょうか。子どもの教育には音が筒抜けの住環境が良く、吹き抜けは理想的です。ただ、気をつけたいのが、“間”の取り方です。吹き抜けは1階半くらいの高さが最適です。間違って2階まで抜けてしまうと、暖房はきかないし、頭の上が不安定です。 “間”のある建物は贅沢ですが、“間抜け”はどうもしまりがありません。

2006年01月11日

センターリビング

最近、少年犯罪が目立つようになりました。親子間のコミュニケーション不足がその原因のひとつにあるのではないでしょうか。

子どもは、小学生くらいから個性が出てきて、親と距離を置くようになります。今の子どもたちには個室が与えられていたり、部屋に鍵がかかるようになっているようですが、これでは、いったん部屋に入ってしまったら、遮断された空間にいるため、親子のコミュニケーションが十分にとれません。私は、子どもに個室を与えることは、「子失(こしつ)になる」と言っています。子どもはきちんとしつけをしなければ、感情むき出しのまま行動しますから、中学生くらいまでは親が責任を持って厳しくしつけるべきだと思います。そういう私も心がけが必要な1人ですが……。生まれてきたときは動物で、しつけをして初めて人間になるのです。

ですから、家庭の音は筒抜けの方がいいのです。人の気配を感じ、家族の話し声が聞こえる家のほうがいい。顔は見えなくても、お母さんが料理をしている音が聞こえたり、食事の匂いが漂う空間には人の温もりがあるからです。受験生のお兄ちゃんがいたら、弟はお兄ちゃんの勉強の邪魔にならないよう、テレビゲームや音楽の音に気を配るようになります。ここで初めて「気遣い」という優しさが生まれるのです。集団の中で生活をしなければこういうことは理解できません。

そのためにも、「センターリビング」がおすすめです。「センターリビング」は、家の中心にあるリビングで、玄関を入ったら必ず通らなければならない空間です。母親は、子供が帰ってきたら表情を見て、ニコニコしていれば「いいことがあったの?」、こわい顔をしていれば「どうしたの?」と声をかけられます。例え何も話さなくても、顔さえ見れば、子どもの様子はわかるはずです。そうした家族の日々の表情を見ることが、子育てには大切なのです。

2006年01月09日

大物は天井の高い家に住む

以前、ミサワホームのテレビコマーシャルに「大物は天井の高い家で育つ」といったフレーズを使ったことがあります。実際に、ミサワホーム総合研究が美空ひばり、金丸信など、300人の大物政治家、財界人、芸能人、作家などに直接会って取材をしたり、生家を調べたところ、共通していたことは"生家の天井が高かった"ということでした。また、大物のほとんどが、小、中学時代と早い段階で人生を決めていたこともわかりました。

“天井が高い”ことは、大物になるための必須条件なのでしょうか? これは科学的に証明されているわけではありません。しかし、子どもにとって、天井の高い家というのは、想像力をかきたてられる空間だったのではないかと思います。広く解放感のある空間でのびのびと自由な発想を楽しんだのでしょう。時には、天井は木目を怖い顔に見立てたり、動物や図形に見立てたりして想像力を養ったのかもしれません。建築基準では、天井の高さは2メートル10センチ以上と指定されています。2メートル40センチが一般的な天井の高さですが、この調査以来、私は、天井は3メートルくらいあってもいいと思っています。

最近の新しい試みに「環境映像」があります。インテリアに自然の映像を取り入れようとしたもので、コーナーの壁2面に窓枠に見立てた大画面を設置し、そこに八ヶ岳の映像を流して野鳥のさえずりを聞かせたり、南洋の風景を流して波の音を聞かせたりするのです。2面の画面は連動していて、右の画面から出てきたウサギが左の画面へ走っていったり、左の画面から右の画面へと魚が泳ぐ光景が映し出されると、臨場感が増します。日当たりの悪い部屋や、見晴らしのあまりよくない所に、こういう装置を設置しておけば、家の中で疑似体験ができ、想像力をかきたてられることもあるのではないでしょうか。

2006年01月06日

家相の科学

建築家の清家清(せいけ・きよし)さんとは生前交流がありました。清家さんは、中国の風水を原書で勉強された方で、『家相の科学』の著者でもあります。清家さんは、家相には建築計画的、工学的に根拠のあるもの、現代の建築基準や設計の観点で理にかなっているものだとおっしゃっていました。

例えば、玄関に関して言うと、巽(たつみ)方向【東南】に面した巽玄関の家は幸せになると言われていますが、これはこの方角に玄関を持つ家には日当たりの悪い部屋ができないということからだそうです。日当たりの良さが家族の健康にも良いとされ、「幸せになる」と言い伝わったのでしょう。巽玄関の次に良いのは、乾(いぬい)方向【北西】に面した乾玄関ですが、これも同様の理由からです。逆に鬼門と呼ばれる方向に玄関があると、日陰の部屋ができてしまうため、家族の中に病人が出やすくなり「不幸になる」と言うのです。東京銀座の一等地といわれる銀座4丁目の交差点では、四つ角のうち、巽玄関を持つ「和光」の土地が最も高いことで知られています。ひとつの四つ角でも角によって土地の値段が異なるのには、こうした理由が背景にあるのです。

また、北側にある台所は良いと言いますが、これは、冷蔵庫のない時代、日の当たるところに食料を置くと腐りやすかったためで、現代はこの位置にこだわる必要はないのです。北向きの勉強部屋が良いというのも、勉強するには、ぽかぽかと陽の差すあたたかい部屋より、少し寒いくらいのほうが集中できるからです。書物が日に焼けることもありません。全ては生活の知恵から生まれたものだったのです。

清家さんは、住む家の坪数は年の数が良いと常々おっしゃっていました。「20代のときは、1人暮らしで20坪、30代で家庭を持つと夫婦で30坪、40代になると子どもが成長するので40坪は必要、50代では、客間を持ちたいので50坪、60代では持ち物が増えるので60坪」という具合です。 70代、80代になるとこじんまりとした居住空間で済むじゃないかという意見を聞きますが、「高齢になると、外出しなくても家の中を動き回って運動ができるよう70~80坪くらいは必要だ」とおっしゃっていました。私もその通りだと思います。これも理にかなった説です。

2006年01月04日

日光の大切さ

みなさん、明けましておめでとうございます。初日の出に絡めて、日当たりについてお話したいと思います。

家にとって、健康を保つために必要不可欠な要素の一つは「日当たりの良さ」です。子供も植物と同じように、日当たりが良いところで育つと骨の発育がよく、背も高く伸び、骨が太く丈夫になります。日光に当たると体内でビタミンDが作られてカルシウムを吸収しやすくなったり、白血球や赤血球の数を増やすなど、免疫力が上がるようになります。

何より太陽光による殺菌効果は大きく、お布団や洗濯物をお日様の下に干すのも、殺菌効果があります。日当たりの悪い部屋では発育が悪く、免疫力も落ちますので、病気がちになります。ひどいケースは、背中の骨が曲がる「くる病」という病気になります。また、最近はベッドで寝る人が増えているようですが、多雨多湿である日本の気候では、畳の上に布団を敷いて寝るスタイルが理にかなっているように思います。

我々は寝ている間に一晩でコップ2杯分の汗をかいています。布団を敷く生活をすれば、布団を上げ下げをすることで、布団や畳の湿気がとれます。布団はお日様の下に干すことができますから清潔に保つことができます。ベッドは万年床で、悪い習慣とされていました。

家を建てるとき、最も日当たりを有効に活用しようとすると、家を真ん中にして南側と北側にそれぞれ庭がある配置が理想的だと思います。一般的に庭といえば、家の南側だけにつくろうとしますが、庭木は日光のさす南側を向いてしまうため、住人は花の裏側を見ることになります。そこで、北の庭には植物を植え、南に向かって咲く庭木を愛でるための観賞用の庭として、南の庭は洗濯物やお布団が干せる生活用の庭として利用するのです。

都心では難しいかもしれませんが、土地が安くなった今、郊外だと実現可能ではないでしょうか。定期借地はいかがですか。

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