音楽と健康
音の効果というのは、我々の生活に強く影響を与えます。環境音楽は、鳥のさえずりや、水の流れる音などが盛り込まれているような音楽です。癒しの効果があり、環境音楽を聴くとリラックスします。家庭にも環境音楽の流れる空間があると、気持ちが落ち着きます。
人間は通常、耳から3000Hz以上の音を聴いているといいます。それ以下の音250~3000Hzは背骨で聴いています。この特性に着目し、寝たきりで耳の聴こえなくなった人が、骨から伝わる振動で音楽が聴けたり、対話できるようになる技術が開発されています。まもなく市場に登場すると思いますが、システムはベッドやソファに組み込まれていて、背中から振動で音を伝えます。低音は音の振動が強く、これにより普段耳から聴くことのない低音を背骨や内臓で感じることができます。
また、骨への振動は自律神経を調整し、内臓への振動は内臓の働きを活発にし、全身の血流を良くします。血行がよくなると体温を高めます。体温が上がると免疫力がアップします。さらに、骨振動がツボも刺激するので、脳が刺激されます。実際に、音によるこうした効果に着目し、メディカルセラピーを行うクリニックもできています。
実用化が進み、近い将来、家庭でも使えるようになります。そうすると、ホームシアターに採用されたり、自動車の座席やベッドに組み込まれたりして、快適空間としてだけでなく、健康のためにも一役買うでしょう。