MISAWA international

HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



メインメニュー


« 5年間で500万円 値上がりする米国の住宅 | メイン | 暮らしを豊かにするリフォーム »

01

土地神話の不幸

日本と米国における「資産価値としての住宅」に対する違いを述べてきましたが、こうした認識の差はどこから来たのでしょうか。

日本では戦後から長い間、“土地神話”が唱えられてきました。土地は持っていれば値上がりする、値下がりはしない------ というものです。とくに、ほんの10年ちょっと前までのバブル経済のもとで地価は急騰し、土地あさりが横行しました。これが住宅にとっていかに不幸だったか。なにしろ、土地さえあれば値上がり間違いないのだから、家の値段などどうでもよかったのです。

日本がいかに住宅に対する価値を認めていないかは、中古住宅の取引にはっきり現れています。明確に中古住宅の査定、評価の基準があるわけでなく、築後何年という極めていい加減な評価で取引が行われていたからです。それどころか、バブルのピーク時など、住宅という上物があるということが、マイナス査定となるほどの邪魔者扱いだったのです。誰が考えてもこんなおかしなことはない。きれいに手入れをし、美しい、使いやすい家なのに一律、築後何年で片付けられてしまうはずがありません。住宅メーカーにしたって、良い住まいづくりをしようという意気込みは失せてしまいます。

住宅の平均寿命をご存知ですか。アメリカが44年、イギリスが75年なのに対し、日本は26年なのです。住宅ローンが35年支払いとするなら、ローンを支払わないうちに壊されているという計算です。こうした日本の住宅の寿命の短さは、あまりにも新築至上主義が強いからにほかなりません。築後何年と年数が経てば経つほど家の価値は下がるのが当然と考えていたのです。それに何より中古住宅として売るとき、家の値段が評価されなくても、土地の値段が上がり、結果として損をしないということも、そうした家への評価を見過ごしにしてきた背景だったのです。前に述べたように、米国では買ってから5年ほどで500万円ぐらい値上がりするケースは珍しくありません。きれいに手入れをし、住みこなしていくことのほうが住宅としての価値が評価されるのです。

古くなると下がる日本、古くなると上がる米国-------。こうした米国における家の価値に対する評価には、やはりよって来たる歴史があるのです。次回に“10分の1ショック”とうことで述べてみます。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




三澤ブログを検索:
アーカイブ