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米国大恐慌の10分の1ショック

アメリカにおける「住宅の価値」に対する評価には長い歴史があります。米国は1933年に経済大恐慌で新設住宅着工がピーク時の93万戸から9万7000戸に急落しました。10分の1になってしまったのです。こうした超縮小の市場の中で、住宅産業で勝ち残ったのは長持ちし、良いデザインの住宅メーカーだけだったのです。

というのも、金融機関が住宅ローンをつけるとき、家を担保にするのですが、安っぽくてつくりの良くない住宅にはローンをつけなかったのです。金融機関にしてみれば、大恐慌のなか、個人の信用が担保にならず、土地も担保にならない。つくりの良い、デザインに優れた建物しか担保価値が認められないということなのです。具体的には、ローンをつける場合の条件として家に対するチェックシートを作りました。わが国では、2000年から住宅の品質確保の促進法が施行され、品質・性能をランク付けする性能表示制度がスタートしましたが、チェックシートはこの品確法と同じようなものです。

そのチェックシートを見ると、①基礎が高いこと②正方形の建物であること③屋根勾配のきついこと④間取りは標準的であること――といった具合です。基礎が高いということは風通しが良くなり、湿気対策になります。そのために長持ちする、というわけです。正方形の形状というのは、凸凹したものよりシンプルであるが故に施工精度が高まり、雨仕舞いもよくなる。また、急傾斜の屋根も雨ハケをよくするためです。さらに、間取りが標準的であるということは、住み替えなどの際、売却するときに売りやすいからです。妙に個性を強調して、デザインに凝ったりすると、好き嫌いが出すぎて売れにくくなってしまいます。シンプル・イズ・ベストが大事なのです。

こうして建てられた住宅は、80年近く経った現在も残っており、良質なストックとして評価されています。家を大事にし努力をすれば家の価値は上がります。加えて、安全で美しい街というイメージが家の価値を高めるのです。家を大事にする気風は、今も米国で脈々と受け継がれています。

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