住み替え利殖は猛勉強から
最近は日本でも株式投資が活発ですが、アメリカではこの利殖という意識がことのほか強く、とくに株式投資、不動産投資にはひときわ熱心です。それも、不動産については、住み替えで資産を増やしていきます。アメリカ西海岸地方で、住み替え利殖を心がけている働き盛りのサラリーマンは都市計画の勉強から始めています。気合の入れ方が違います。
これから自分の住もうと思う候補地の自然環境、教育環境、医療環境、ショッピング環境、交通環境はもとより、発展性、地価の上昇が期待できるか、住宅の需給関係がどうなるかといったことまで視野に入れて、その土地の持つ将来ビジョンを探るのです。活力という点で地域産業がこれから上り坂を迎えるのか、横這いか、はたまた斜陽傾向か、そこまで調べます。最初は素人同然でも、頭と足を最大限に使って多くのデータを集め、分析し、最後の決定を下すまでには都市計画の専門家はだしの見識を備えるようになるわけです。
ここまで努力できるのもはっきりとした目的意識を持っていればこそです。アメリカでは建物だけでなく、住環境にいかに重点を置いて資産価値というものが捉えられているかがわかります。口惜しいけれど、日本では自分の住む家の周囲の環境にこれほどこだわる人はまずいない。しかし、日本もすぐに、近い将来、住環境をよくすることが財産価値を高めるという方向に必ず向かっていくと思います。いかなければいけないと思うのです。