現地調査をして買う(2)
住土地というのは書類や写真では絶対に分からないものです。現場に行って初めて分かることがたくさんあるのです。昔、池があったところは地盤沈下の可能性があるし、谷間で風が通らず暑いとか、こういったことは現場でしか分からない。逆に、キレイな花の咲く梅の木や桜の木があったり、山桃の木があったり、といったウマイ話も現場に行ってこそなのです。
現場にいって人間の五感をフルに発揮させることが大切なのです。これはウマイ話だ、なんとなくくさい話だとかは、やはり実際に歩いて、その靴の裏からの感じで決定しないと間違いのもとになります。人間は視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、の五感があるのですから。それを書類だけ見て、判断しようというのは土台無理な話で、見ないで買った土地がいい土地であるはずがないのです。
真面目な銀行マンは不動産業者に融資するとき、社長に「あなたは現場を見ていますか」と聞いて、「見ています」というところには貸して、「見ていません」というところには貸さないといいます。経営トップが、買う土地を見ていないというのは経営がいい加減な証拠と見るわけです。いわんや、一般のお客様にとって、住まいづくりは一生のうちの大事業です。現地を見ないで買うことなどはあり得ないのですが、念には念を入れることも大事です。晴れた日だけでなく、雨の日などにも行ってみるべきです。水はけが悪かったり、ちょっとした水でぬかるみになってしまう土地だってあるのです。刑事ではありませんが、何事も“現場主義”です。