鳴かずば、鳴かせてみせる
現地調査の話をしましたが、こんなひどい話もあるので要注意です。ある意味、情報操作ということです。
東京の近郊とあって、不動産業者は豊かな周辺の自然環境をうたい、「いろいろな鳥が来ます。ウグイスも鳴きます」とパンフレットに謳いました。ところが、現地案内でお客様を連れてきても、そんなに都合よくウグイスは鳴いてくれません。お客様は「ウグイスなんて鳴かないじゃないですか」そこで、一計を案じた営業マン。森の中にウグイスの鳴き声を録音したテープレコーダーを備え、案内するたびに、「ホラ、ウグイスが鳴いていますよ!」鳴かないウグイスを鳴かせたのは、信長ばかりではない!「本当にウグイスはいました。ただ、家が建ったらウグイスはいなくなってしまったのです」と営業マンは言い張るのですが―。
郊外の新興分譲地となれば、そう頻繁に電車が来るわけではありません。現地案内したお客様に、帰りなど駅であまり待たせると、「電車の本数が少ないわ。不便ですね」となる。 そこで、営業マンは事前に電車の時刻表をしっかり調べておき、電車の到着時刻ギリギリまで現地案内をし、説明をする。「ありがとうございました。よろしくご検討ください。では、駅までお送りします」 駅に到着するのは電車が来る1、2分前。すぐに切符を買って、「ああ、電車が来ました。ありがとうございました」 バス、電車の時間ぐらい調べていって下さい。