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フィンランドでは土地はただ

土地への考え方は、世界でずいぶん違います。土地とどう向き合うか、土地をどう認識しているか。私は世界有数の林業国フィンランドで目からうろこの落ちる思いをしたことがあります。

フィンランドに工場を建設することになり、土地買収の交渉をした際、予定していた3ヘクタールの値段も30ヘクタールの値段も同じだと言うのです。にわかには信じられませんでした。話に行き違いがあるか、通訳が間違っているとしか思えなかったのです。何度もやりとりをし、何度聞いても同じ答えが返ってくるのです。そのうちに、土地そのものは、売り買いの対象にはならないというフィンランドの人たちの土地に対する考え方が分かってきました。我々が交渉しているのは、確かに土地の値段なのですが、彼らは土地ではなく、工場をつくるための電気、ガス、道路建設などインフラ費用のことを言っていたのです。私が活用する土地にまでインフラを付けるための工事費がかかるわけですが、それを負担してくれればその先は1万坪でも10万坪でも結構ですという話なのです。利用・活用されてこそ、土地の価値が生まれるというのが、彼らの考え方です。だから、値のつかない土地はただというのも当たり前のことで、そこをどんな形で生かすか、利用するかが値段を設定する決め手になるというわけです。

日本と比較すれば国土が広く、人口密度も低く、土地に余裕があるフィンランドと同じようにはいかないとの指摘があるかもしれません。しかし、住宅や施設を建てるという純粋な土地活用のためだけに、土地を買うのであれば、いかに国土が狭いといっても、土地神話や土地狂乱は生まれないはずです。いま、土地バブルの再燃が心配されていますが、土地を生かすのではなく、投機のために土地をころがすことの愚は避けなければならないと思うのです。

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