MISAWA international

HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



メインメニュー


« 床の間 | メイン | 障子の繊細の美 »

01

引き戸がいい

風邪を引いて横になられているお年寄りを見舞ったことがあります。古い日本家屋で庭に面して長い廊下があり、廊下と部屋は障子で仕切られていました。

秋の夕方で、廊下のガラス戸はすべて閉められていましたが、お年寄りの目の位置に当たる障子が少し開いていて、横になったままで庭が眺められるようになっていました。奥様は部屋に出入りするとき、必ず膝をつき両手でふすまを開け閉めされていました。ご自分の体が通るくらいの幅に開けていらっしゃいました。とても美しい光景でした。それから隣室とを隔てるふすまも細めに開けてありました。隣室にいらっしゃる奥様に声をかけたとき、聞こえやすくしているのでした。

ドアと引き戸はどちらも開閉することで空間を仕切ったり広げたりするわけですが、その開閉の仕方を比べると、ずいぶんと差があります。引き戸の良さは、開閉のためのスペースがいらないこと、中途半端に開けておくことができるという点です。ドアの場合は、部屋の外側内側どちらに開こうと、中途半端に開けておくと邪魔になるし、見た目にも美しいとは言えません。例外もあるでしょうが、多くの場合、ピッタリ閉めるか開け放して壁に沿わせるかしかありません。0か100か。NOかYESです。引き戸は、フレキシブルです。気候や天候、外部の音や気配を感じたい時、シャットアウトしたい時などの気分、状況に応じて、好みで開閉すればいい。まさに融通がきくのです。

ドアの方が、指を挟まれる率も高く、また急に開いたドアにぶつかったりと、危険もはらんでいます。小さな子どもや高齢者のいる家庭には、引き戸をお勧めします。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)




三澤ブログを検索:
アーカイブ