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HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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土間の便利さ

縁側は曖昧で不思議空間と言いましたが、土間もなかなか不思議な空間です。屋根があり屋外とは壁で仕切られているので、屋内なのですが、床は地面で履物を履いたままでいる場所です。屋外と屋内との間にある緩衝地帯のようなものです。収穫物、食料、薪などの燃料や農耕機具の収納場所でもあり、倉庫でもあり、地方によっては家畜の小屋でもあったのです。井戸を掘り、竃をもうけて、洗い場を作るという形もあり、土間は実に幅広い使い方のできる生活になくてはならない空間でした。

今でも土間のある家に住んでいる夫婦がいます。家を建てる際、わざわざ土間を造ったのです。土間に大きな火鉢を置き炭をおこし、太い梁から自在鍵を吊るして鉄瓶をかけています。周りには切り株やら簡単な木の椅子があります。ふらっと訪れた気心の知れた友人や、座敷に通すほどの用件でもない訪問者とは土間で会い、用をたしています。訪問者は皆土間からやってきて、切り株や上がりかまちに腰掛け、世間話などをします。靴は履いたままですが、屋内にいる曖昧さがいいのです。

家庭菜園で野菜を作っている彼らは、収穫した野菜の泥を土間で落とし台所に運びます。自転車とバイクの収納場でもあり、洗濯物を干すこともあります。柔軟な日本の住まいのなかでもとくに柔軟な場所です。

今の住宅は玄関で靴を脱げばすぐに室内。訪問客とはインターフォンで応対する。近所の人がやってきても半開きのドア越しの会話はいかにも落ち着きません。土間がなくなった分、玄関でのコミュニケーションにもゆとりがなくなってしまいました。住まいの遊びの部分を切りつめてしまうと、心のゆとりをなくす結果となるのです。

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