人間はもともと森の人
森林の中にいると不思議と心が落ち着きます。樹木に囲まれた空間には抗しがたい魅力があるのです。なぜだろうと思います。
最近のゲノムの研究でわかったことなのですが、人類とチンパンジーの遺伝子は98%まで同じなのです。人類に最も近い動物であるチンパンジーは樹上生活をします。とすれば、我々人類にも森の中で生活していた頃の記憶が深く刻まれていても不思議はありません。ですから、庭には樹木が欲しくなるし、太い木の柱のある家に憧れるのではないでしょうか。
世界にはさまざまな民族がさまざまな場所で生活していますが、その住まいを調べてみると、8割は木の住まいであるといいます。鉄筋やコンクリートの建物は先進国の人々にとっては身近なものですが、世界的にみれば、少数派だということです。世界の主流はやはり木の住まいなのです。
日本人も50年くらい前までは皆、木造の家に住んでいました。木が身近な存在なのであり、快適な住まいであるからなのだと思います。