携帯電話が生活ツールに
家電メーカーなどがデジタル家電に向けてインターネット経由でさまざまなコンテンツを供給する動きを加速させています。また、一方で、ネットワーク家電を操作するリモコン端末の機能を携帯電話に行わせる動きも活発化しそうです。
携帯電話にはいまやメール、インターネット接続、電子マネー、テレビ、ラジオといった機能が次々に搭載されています。もはや、電話というワクを超え、生活ツールとして欠かせない存在になってきたのです。
とくに、国際的に定められた第三世代携帯電話が登場するに到って、高速なデータ通信が可能となり、音楽や動画の配信、テレビ電話などのマルチメディアを利用したサービスが提供できることから、携帯電話は格段に進化を遂げてきています。なにしろ、高速データ通信が可能になったことにより、静止画だけでなく、動画や音声ファイルの送受信がスムーズにできるようになりました。また、データ通信にかかるコストが安価なためパゲット定額制という料金メリットも生み出しました。これにより、ネットワークにつなぎっ放しにできることで、提供できるサービスの種類が格段に増えたのです。例えば、GPSを使った道案内などは目的地に到着するまで通信する必要がありますが、定額制ならば料金の心配をすることなく、サービスを利用できるのです。
第三世代携帯電話のユーザーはすでにKDDI、ボーダフォン、NTTドコモの3社で4000万人を突破しています。現在、日本の携帯電話市場は9000万契約といわれていますが、数年内にはすべてが第三世代携帯電話に切り替わるといわれています。とくに携帯電話市場にはすでに新規参入も予定されており、市場競争の激化がさらなる市場規模の拡大、サービスの多様化を呼ぶとみて間違いないと思うのです。
2006年4月1日から携帯電話向けの地上デジタルテレビ放送である「ワンセグ」もスタートしました。これまでのアナログ放送と違い、移動しながらでも安定した映像や音声を楽しむことができ、さらに番組に連携したデータ通信サービスなども受信できるようになります。通販番組の場合、画面上部のテレビ映像で商品の特徴や使い勝手を紹介しつつ、画面下部のデータ放送部分で、購入手続きから決済、送付先住所の登録までが行えるようになります。簡単に、便利にテレビショッピングが楽しめるというわけです。また、ワンセグで紹介されたグルメ情報では、GPS機能と連携し、そのレストランまでの道順を案内してくれる、さらにワンセグで放送された音楽の曲名や歌手名を素早く検索し、すぐにその音楽をダウンロードして購入できるようになります。携帯電話にテレビが載ることで新しいビジネスチャンスが数多く生まれることは間違いないでしょう。