よい学校区
少子化とはいえ、子供をよい学校に行かせたいという、両親の希望はますます強くなってきています。公立はともかく、私学、それも進学率のよい学校へとなると、遠距離通学ということもあり、事故に遭わずに安全な通学をというのがご両親のいちばんの思いでしょう。
学校には電車、バスを使わずに、徒歩でいけるのがいちばん望ましいのです。それには極端な場合、小学校から中学、高校へと学校を変わるたびに住んでいる場所を変えることだって必要になります。孟母三遷という言葉があります。孟子の母は子供の教育環境を考えて、3度引越しをしたという故事ですが、実際にそうするのが理想なのでしょう。
いい学校がある住宅地を選ぶのが大切です。近くによい学校があるかどうかは、地価にも影響します。よい学校の運営には当然お金がかかります。アメリカでは成功者が学校に寄付をする場合が多いようです。日本では、大きなデベロッパーが、公益な土地を開発し、学校を誘致して土地の評価をあげるという手法をとる場合もあるようです。冗談話ではなく、「裏口入学付分譲地」という例もありました。
私もミサワホーム時代に長崎に「オナーズヒル長崎新山手」という、700宅地の比較的規模の大きな分譲地を手掛けました。電線、電柱も埋設して、環境にすぐれたニュータウンでしたが、開発地の中央に学校を誘致して、裏口入学付きとはいかなかったものの、土地の評価は上がり、現在、長崎での高級住宅地になろうとしています。