地産地消
今年1月より時間を作っては山の木を見て回っています。HABITAは地元の木材を使って家を建てようとしているからです。地産・地消という考えです。地元の木は強く、緯度1度(約110km内)が相応しいと経験者折田さんは言っておられました。確かに私の故郷の新潟では電柱に杉を使用しています。ところが、長野では唐松が使われていました。土に埋める電柱はその土地の強い木材を使っているのです。飛騨高山の白川郷で屋根の茅がなくなり、やむを得ず神奈川県の箱根の仙石原から仕入れて使ったところ、地元の茅は7年使用出来たのに対し、5年しかもちませんでした。地産・地消の場合、物流コストも下がります。また、生まれ育った地元の木は親しみも深く、『地檜』『地杉』と言って愛されてきました。これは文明と文化が一体となっているということで、HABITAにとって外せない重要事項です。
日本全国で地産・地消実施をすれば、地元経済の発展にもなり、地元の格差問題の解決に繋がります。住宅の経済波及効果は8億ですから、その効果は多大です。HABITAの計画を始めてから行った山は、北海道支笏湖、旭川の大雪山、秋田杉、岩手県気仙杉、栃木鹿沼、新潟の杉、松本安曇野、長野の唐松、千葉の山武杉、東京の杉林、飛騨高山の杉、伊豆の杉、木曽の檜、吉野の杉と檜、京都の北山杉、山口の松、香川の杉、といったところです。あとは中国、九州を回らなければなりません。今後全県に下見に行くつもりです。地元に木があり、継続的に出荷できる林業があること、製材業があること、乾燥工場があること、集成材工場があること、プレカット工場あることが必要不可欠な条件となります。理想的にはこの事業を1社で行っているところがあれば良いのですが、今のところそれは無理ですので、連動して実行致します。
林業、製材業は戦後縮小を余儀なくされた業界で、長らく外材にその地位を奪われていましたが、現在の原油の高騰により復活しようとしています。HABITAにとって願ってもないことです。HABITAの説明会に数名の木材関係業者の方々にお越し頂きました。時代を先取りしようとしている若い経営者たちです。私の故郷の新潟県十日町は杉の多いところです。幼い頃から山に遊びに行っていたので、山歩きは苦になりません。むしろおいしい空気、フィトンチッドを吸って元気になっています。