天然エアコンの吸収性能
木の柱一本で600ccの水を吸収することをご存知でしょうか。木には湿気を吸収、放出する性質があります。建材となったのちも木は生きていて、夏には湿度を吸収して爽快な環境をつくり、冬には逆に湿気を吐き出して乾燥を防ぎます。つまり、木材は部屋の湿度をコントロールしてくれる天然のエアコンとも言えます。
木の「現し」の家は住んでベタベタしないのです。吸湿性が高いということは、建物にダメージを与えるカビや結露を防ぐ役割を果たすので建物を長持ちさせます。正倉院の宝物殿がいい例です。1000年以上もの間、納められた宝物を保存できたのは、木材の湿度調整作用のたまものと言われています。このたび飛騨で古い民家を調査してみましたが、想像以上に強固で、立派に使用されていました。