MISAWA international

HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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2007年07月31日

大物は天井の高い家に住む

2006年01月09日 大物は天井の高い家に住む 

2006年01月16日 色で子どもの性格が変わる 

2006年01月11日 センターリビング 

2006年07月28日 子供にやさしい木の家  

2007年07月30日

男女を産み分ける家

男女を産み分ける家  2005年12月28日

生物実験  2006年07月24日

病院と家庭で育つ子どもの違い  2005年12月30日

日光の大切さ   2006年01月04日

2007年07月29日

人間はもともと森の人

人間はもともと森の人  2006年07月26日

日本人のDNA  2006年07月21日

元気にしてくれる木、心を癒してくれる木   2006年07月31日


2007年07月28日

風呂敷つつみ

箸の文化  2006年07月05日

風呂敷  2006年07月03日

住宅の言葉   2006年06月28日

2007年07月27日

日本の伝統 うるしが生きます。

茶室(1)  2006年07月07日

茶室(2)  2006年07月10日

「室礼」という伝統  2006年06月19日

湯の文化   2006年06月23日

2007年07月26日

200年住宅の心

床の間   2006年06月07日

究極の掛軸「生掛け」  2006年06月16日

吹抜けと間抜け  2006年01月13日

2007年07月25日

200年住宅 玄関ホール

引き戸がいい  2006年06月09日

「ふすま」という間仕切り  2006年06月14日

障子の繊維の美  2006年06月12日

畳   2006年06月05日

2007年07月24日

200年住宅の物と心の説明会

日本は平和だった  2006年05月31日

縁側を理解する  2006年05月29日

土間の便利さ  2006年06月21日

玄関  2006年06月26日

上足文化   2006年06月02日


2007年07月23日

200年住宅の物と心の説明会開催

人に優しい家         2006年07月17日

大家族主義          2006年07月19日

蔵とともに文化をとり戻す   2006年07月12日

2007年07月21日

主婦の居場所 主人の居場所

週休2日になり、主人が家にいる時間が長くなりましたが、居場所がありません。テレビの周辺は家族が座る場所がそれぞれ決まっているので、いつも家にいない主人はつい遠慮がちになってしまいます。高度成長に主人が休みもなく働いていた結果でしょう。主人は自宅にいても休日に仕事のことを調べたり、勉強したりすることもあるので、書斎をお薦めします。書斎は主人の仕事に関連した書物で埋まることになります。また大学時代からの本も残っていることでしょう。子供の成長の為に親が何をしてくれたかを子供に説明することなく理解してもらえます。子供は父親の仕事場を見る機会はないですが、書斎で仕事をしている姿をみて会社の姿を想像していることでしょう。ちょっと入りにくい、主人の書斎。それが主人の居場所ではないでしょうか。

主婦の居場所というのは不明確です。ほとんどの主婦が居間に洗濯物を持ち込んで、居間で用事を片付けているということが大半だからです。居間が一般的な居場所になっているのでしょう。今後家を新築されるのなら、三畳間程度のちょっとした主婦の居場所をつくり、そこで好きなことをしてもらうのはどうでしょうか。物書きをしたり、お茶を点てたり、写真の整理をする趣味の場所です。

家の間取りをよく見てみると、南側や東側の居心地のいい場所に3畳間程のスペースがあります。ここが、主婦の居場所だと思います。一度考えてみませんか。なんとなく部屋をあまらせて、物置にしているのではもったいないです。居場所をつくってみましょう。

2007年07月20日

火を見て暮らす

人類は火を発見することにより、他の動物とは違う道を歩んできたのだと思います。火をおこして料理をすることを考え付き、おそらく最初のメニューは焼き鳥のようなものだったのでしょう。木の枝に肉を刺して、焼いて食べたのだと思います。日本でもひと昔前まで囲炉裏が家の中心にあり、家長、奥様、お客さん、子供の座る場所がそれぞれ決まっていました。みんなで囲炉裏を囲み、グツグツ煮た鍋などを食していたのでしょう。

「同じ釜の飯を食べた仲」という表現がありますが、これは人同士の親しさを意味しています。日本の家族の原風景をここに見ることが出来ます。今、ガスにするか、電気にするか迷っている方が多いと思いますが、私は火を使うことをお薦めします。炎を見ていると不思議と落ち着くように人間のDNAに組み込まれているのではないでしょうか。現在の台所は、以前のように主婦が背を向けて料理をする形から、家族に向かって料理をするアイランドキッチンに人気が集まっています。これはまさに囲炉裏のような生活です。「同じ釜の飯を食べた仲間」ということを大切にしたいという表れだと思います。またアイランドキッチンによって、料理を作るのが主婦だけではなく、主人、子供が一緒になって行うこともできます。今はまだアイランドキッチンが台所や居間にポツンとおいてあるような設計が多いのですが、今後アイランドキッチンを盛り立てる設計が、徐々にでてくると思います。

また、私は家で薪を燃やしたいと、家の中に暖炉を付けたかったのですが、東京では家の中の暖炉は許可が下りません。しかしどうしても諦め切れなく、庭の隅にレンガで暖炉を造りました。もちろん近所に迷惑をかけないような工夫もしました。暖炉の中の炎を見ていると不思議と気持ちが落ち着きます。家の中の不要なものを片付けるのも気持ちが落ち着きます。時々、赤字決算書のコピーを丸めて暖炉に投げ込みますと、胸がすっとします。暖炉、囲炉裏、火について色々な思い出を作ることをお薦めします。

2007年07月19日

家の中で音が筒抜け

日本の古い家屋は、ふすま障子で仕切られていましたので、家の中の音が筒抜けになっていました。プライバシーが保てないことから欠点のように言われてきましたが、子供の成長や、高齢化社会を考えた場合、家の中に誰かがいるという気配が安心感を与えます。昔は台所で母親が夕飯の支度をしている音を聞き、匂いを感じることで「ご飯ができましたよ」の一声で家族がすぐにそろって食事をすることができました。現在は同じ家に住んでいながら家族バラバラに食事をしています。何かが抜けているように感じます。

以前にもご紹介しましたが、ふすまの効果により、間接的に聞くことにより説得力が生まれ、相手の意思がきちんと伝わることがあります。ふすま越しに父母が話している家計のこと、子供のしつけのことなどを、盗み聞くのではなく、自然に耳に入ってくるので、自分の立場を理解し自立していくのだと思います。良い関係の家族があるとすれば、それぞれの気持ちを隠すことなく、理解し合い、察し合うということであると思います。ふすまの効果により人の気持ちを察するという、社会に出るための第一歩を自然と勉強していることになります。

フランク・ロイド・ライトは住宅の建築家として世界で最も優れた人ですが、フランクの造った家に、ドアが一枚もない家があります。ただ部屋の壁がうまく配置されているので、相に姿は見えません。そういう意味ではプライバシーが保てるのですが、ドアがないので音が聞こえます。また中にいる人の気配を感じられるように造られています。フランクは日本に比較的長期に渡り滞在し、旧帝国ホテルを始め、多くの作品を残しています。フランクは音が筒抜けになる日本の住宅様式を見て、ドアのない家を造ったのだと思います。現代、子供について考えさせられるニュースが多いわけですが、この辺を一度考えてみるのはいかがでしょうか。

2007年07月18日

日本の気候風土に合う家があった

近年、毎年100万戸以上の家が建てられていますが、戦前も明治時代、江戸時代も、今程ではないにしろ、家が建てられていました。私の故郷は新潟ですが、100年前は東京より人口が多く、農業が越後平野で行われていた関係だと思います。北方領土との交流も盛んだったと聞いています。新潟には富山県から引っ越してくる方が多かったようにも思います。群馬県からも来られていました。新潟の田舎の冬はよく雪が降るのですが、庇の長い切妻屋根の家、そして下屋のついた佇まいが周囲の風景に良く合っていました。

日本は温暖な国だと勘違いをしている方が多いようですが、本来日本は雨の多い国で、気候風土も四季によって大きく変わります。今私たちが求めているのは、そうした気候風土を取り入れた、日本の原風景のような家ではないでしょうか。戦後、欧米の影響で様々な家が造られましたが、日本には日本の気候風土に合った家があると思います。勿論、現代には馬小屋や牛舎はなく、自動車に変わっていますし、暖房の方法も大きく変わっていることも事実です。しかし、気持ちのどこかに田舎を懐かしく思うのは、都会の方も同じと思いますが、私だけでしょうか。

2007年07月17日

柱のキズ

「柱のキズはおととしの5月5日の背比べ-」という童謡があったかと思います。親は子供の身長を測るときに柱に傷をつけ、成長を実感するものです。傷と共に名前や歳、または幼稚園年少・年中、小学5などと書き込まれた柱が我が家にもあります。それは座敷の書院の大事な柱です。普段は障子で見えないようにしていますが、ひとつひとつの傷に思い出が詰まっており、見るたびにこんなに小さい頃があったのかと感慨に浸っております。子供はたまにやって来て、「この座敷はなんとなく落ち着く」と言っては昼寝をして帰ります。子供の成長が家族にとって思い出になっていることはどなたでも同じではないでしょうか。元来、家は子供のために造るのですから。

同じような話がもう一つあります。土壁を塗った場合、通常乾くまでに丸1日かかりますが、その乾く前の軟らかい壁を、よちよち歩きの子供が触ってしまいました。子供はおもしろがってペタペタ触ったので、壁には4つも5つも紅葉のような小さな手形が付きました。ご両親は壁をそのままにして固めました。やがてその子供が成長し家を出て行く時、壁に付いた自分の小さい手形を見て、小さい頃を思い出し、ここまで育ててくれた両親に感謝をするのでしょう。また自分の子供に「これがお母さんが小さい頃の手形よ」と説明をすると、子供は不思議がり、お母さんは育った場所を懐かしく思うことでしょう。やがておばあちゃんになって孫を連れてきて、「これがおばあちゃんの小さいころの手形よ」と説明すれば、驚いて話を聞きたがり、またおばあちゃんは育った場所を懐かしく思い出すことでしょう。こんな他愛もない日常が繰り返されるのが住まいのあり方だと最近感じております。200年住宅のヒントがこんなところにあります。

2007年07月16日

送り火

親父が亡くなって8年。夜10時過ぎ、お盆が終わったので親父の送り火をしました。家族全員と、近所に住んでいる長女夫妻と孫2人も来てくれました。昔から我が家は、7月13日の早朝に仏様を向かえて、3日後の16日の夜に送り出すという習わしになっています。焙烙(ほうろく)の上におがらを焚き、親父を送り出しました。準備を入れても20分程の事ですが、家族みんなが何事もなく、落ち着いた気持ちになれるのはなぜでしょうか。

ここ2-3日、庭でホトトギスが鳴いていたのも、親父が来ていたからだと母が言っていたのも本当のような気がするので、お盆とは不思議なものです。雨が降っていましたが、幸いにも玄関の土間が広いので、送り火を焚くことができました。日本の住文化の一端をご紹介しました。

2007年07月15日

「物と心」「文明と文化」

住まいづくりにとって時代の変化を見据え、人々のライフスタイルの変化をも見透すことが大切になります。だからといってトレンドを追いすぎれば、飽きられ、かえって陳腐な姿を晒すことになりかねません。とくにHABITAが目指す長寿命の200年住宅となればなおさらです。200年にわたって、いかに生き生きと新鮮な住まいとしてのたたずまいを保ち続けることができるか―。

そこでHABITAが出した答えは、耐久性や強度、性能といった“物”としての優秀性、信頼度に加えて、伝統や歴史、家族といった“心”を住まいに吹き込んでこそ実現できる―でした。物は文明、心は文化とおきかえることもできます。心=住文化のない家はいくら物理的な耐用があっても、寿命はたかが知れています。引き継ぐ何世代もが家に愛着を持ち続けてこそ200年の超長期の命を長らえることができます。「もう壊したい」ではなく、「いつまでも壊したくない」家づくりが大切なのです。HABITAは物=住文明の信頼度は当然の努力として、住まいに込めるお客さまのさまざまな思いを心=住文化として住まいの隅々に染みわたらせていく決意です。

プロ集団のHABITAが形に現わし、提案していくことになります。どんな住まいにしたいのか―。そのための質問の一部をご紹介したいのですが、ここにはとても書ききれませんので、住まい文化新聞の第5号をご覧いただければと思います。

2007年07月14日

住文化の解明

HABITAは200年住宅を目指しますが、その実現のためには物=文明だけではなく、心=文化が必要であると考えています。新しい時代にふさわしいライフスタイル、暮らしの文化を提言する住まいを実行していきます。そのためにも文化を解明する研究に取り組んでいます。

人間はどのようなものに心がいやされるのか。例えば火は心の安らぎに効果があるとされますが、それを囲炉裏、暖炉など住まいのなかでどのように結びつけたらいいのか。また、大切なものと受け止めるものは一体何なのか、大切にし、壊したくないものとは何なのか。さらには先人たちが後世に残したいと思っているものには何があり、それは何故なのか―。そうした研究を行うことが文化のある住まいづくりにつながっていくと確信しています。

まずは日本の住文化を見直したい。日本の古くからの文化、伝統をなくしたくない、継承していきたいと考えるからです。「玄関」「畳」「床の間」「引き戸」「障子」「大開口」「縁側」「風呂」など、日本建築に学ぶものはたくさんあります。これを進化させれば、21世紀型の住宅として世界に誇れる住まいになります。戦後いくら住宅の洋風化が進んだといって、ひと間だけは畳の部屋を残したり、マンションでありながら窓に障子を入れたりと和風へのこだわりを捨てはしませんでした。それはやはり日本の伝統や文化に心が動かされたり、郷愁を感じるからではないでしょうか。 古く正しいことを新しい方法でやる研究開発に取り組んでいきたいと思います。

2007年07月13日

ご縁で提携店回り

本日も提携店を回っております。神奈川県相模原にある三栄ハウスさんは年間250棟の木造住宅を建設している会社です。特に自己資本比率日本一という超優良会社です。檜の無垢、無節で住宅提供されています。自社内に研究所があり、プレカット工場も持っておられ、すべて吉野の檜で建築されています。社長は2代目で若く、当然株式公開も出来る立派な会社なのですが、その必要がないと言う事、堅実な事業を進められています。本社屋のショールームや、展示場10箇所にモデルを出展されています。この度、『HABITA』ブランドに関心を持って頂き、打ち合わせを進めています。今後、どのような取り組みになるかは、色々な選択があると思いますが、参加していただくことを期待しています。

午後は、群馬の大雄建設さんを栃木の中野建設さんに行ってきました。大雄建設さんは、住宅建設会社50億、印刷会社50億円と、最近業績を伸ばしている会社で、このたび『HABITA』に非常に関心を持って頂きました。中野建設さんは栃木県足利市で、土木工業を中心に住宅を伸ばしています。地元では積極的に活動していることで評価されているようです。この2社はベンチャー企業から上場されたスノヴァーの大塚社長からご紹介いただきました。

長年おつき合い頂いている、樫谷公認会計士から埼玉県上尾市にあるオレンジホームさんをご紹介いただきました。こちらは地域密着で業績を伸ばしている会社で、遠隔地に出かけることなく、効率よく経営を進めている企業です。代表者の方が技術開発に熱心な方で、特色ある建物を建てられています。4社ともご縁のある方のご紹介により訪問が実現し、HABITAの話を聞いて頂き、話し合いを進めることが出来ました。ご縁の大切を感じているこの頃であります。

2007年07月12日

五感対応技術

住宅が“量から質”の時代と言われてから久しく経ちますが、最近は質だけでは満足してもらえないのが実情のようです。好きとか嫌いとか、味わいがあるとか、風合いがいいとか、感性に訴える商品が求められています。つまり、五感に訴える商品開発、技術開発が大事になっているのです。

五感とは見る、聞く、触れる、味わう、嗅ぐ―の5つの感性であり、人間はこの五感でさまざまなことを知ったり、判断して生活しています。このうち、視覚、聴覚は勉強のできる秀才型が十分な能力を持ち、ペーパーテストに強いと言われます。ところが、触覚、味覚、嗅覚の三感は机上の学問では磨けません。いかにたくさん触れ、食べ、いろんなにおいを知るという経験によってはじめて発達させることができるのです。鋭い三感を身につけている人間がこれからの世の中で大いに重要視されると思います。その点からもこれからの住まいは、この三感をはじめとする五感にいかに訴え、感性を磨くのに役立つかを心がけることが必要になります。表現を変えれば感応技術の時代ということで、HABITAの設計陣には、感度の優れた人間を据えています。これからは、感性の高い人間が先行し、技術はその感性をフォローする、といった位置づけになるでしょう。

五感にどう訴えるか―。視覚に訴える美しい家や緑・花の美しい庭、自然の風や木々のざわめき、鳥の声など聴覚に訴える工夫、また、木材を使用することで木が発散する成分、フィトンチットによっておいしい空気をつくり出す味覚、さらには暖かく優しく、安心できる触覚にも木は役立てることができます。心安まる、いやし効果のある、においの研究も嗅覚のためには必要な技術分野です。感性に優れる子が育つ―。そんな住まいづくりを目指していきます。

2007年07月11日

予防医学技術

テクノロジーの進歩は人間の寿命をさらに伸ばす可能性を秘めています。病気になる前に病気が分かったり、病気にならない予防医学を住まいに取り入れることで、“長生きする住宅”も決して夢ではなくなります。IT技術の進歩により、自宅で健康チェックしたものがオンラインで病院など医療機関と結ばれるようになり、遠隔医療が可能になりました。便座に座るだけで体重から血圧、脈拍、体温、排泄物を調べてその日の健康状態を診断してくれるトイレも出てきています。飲みすぎや過労などもこれで簡単に分かり、状態が悪いと「過労による体調不良の兆候が出ているので、休んでください」など音声で知らせてくれるのです。このトイレから電話回線を使ってデータが主治医に送られ、毎日のデータを基に診断、結果が悪いと通知が来て治療を受ける仕組みです。自宅で測った心電図を医者が24時間病院でチェックし、心の健康度を図るストレスメーカーなるものも出現しています。

また、新しいテクノロジーとして注目されるのが「眼底診断」です。これは眼球の表面を小型カメラで測定して全身の健康状態が分かる新しい診断方法で、アメリカ、ロシア、韓国、日本の医学界で試行され、実用化が目指されています。もし実用化されれば、自宅の洗面所に機能を取り付けて毎日健康チェックができるようになるでしょう。眼底で50の病気が分かると言われており、携帯電話を使った「眼底診断」も研究が進んでいます。目は心の窓だけでなく体の窓にもなりつつあるのです。さらに、湿気の多い日本の住まいにとってやっかいなカビやダニ。カビが原因のアレルギー性鼻炎など家原病の根絶も長生きする家の重要なテーマです。「セントラルクリーナー」はぜひ普及させたいところです。このほか、木材の内装材は調湿効果以外にもキレない子どもを育て、ボケ防止にもいいと言われます。音響療法も注目されます。音楽が心身に与える影響について研究が進んできています。バイオリニストにはがん患者がいないという事実など、どうみたらいいのでしょうか。

ライフサイエンスも著しく進歩しています。ノーベル賞を受章した利根川進氏、芸術家の荒川修作氏らが唱える意識になかった子どもの頃の記憶が大人になって突然よみがえる、祖先の頃の夢をみることができる―などの不思議な話は人間の脳の奥深さを示しているとも言えます。人間や動物など生命の起源をたどる研究成果も、人間の寿命を考えるうえで見逃せません。

2007年07月10日

エネルギー技術

戦後の住宅における技術開発で、特筆されるのは高気密化・高断熱化の進化でしょう。国の後押しもあり、今や次世代省エネ基準をはるかに上回る住宅も実現しています。しかし、高気密・高断熱の技術革新は行き着くところまできました。さらには、高すぎる気密性を持つ“冷蔵庫”のような住まいは、換気のことを考えると居住空間としていかがなものだろうかという声すらあります。電動の換気も問題です。住まいのエネルギーに関する技術開発は幅広く、各方面でその革新が進みつつあります。

そのひとつがガラスです。住宅躯体の断熱化・気密化をいくら進めようが、開口部がおざなりであっては意味がありません。そこで登場するのが熱を吸収したり反射したりするガラスです。「熱線吸収ガラス」は、日射熱を吸収することでガラスを透過する熱の量を抑えます。また、「熱線反射ガラス」は表面に焼き付けた金属酸化物が日射光線を反射する働きをし、熱を吸収・反射することで室内の暑さを軽減し、冷暖房付加を減らすことができます。さらに、光触媒などの技術を使ってガラス表面を超親水性とし、そこに水を流すことで気化熱による、冷房効果を出そうという技術開発も進められています。住宅そのものの熱効率を高めようという取り組みの一方で、そもそもの使用エネルギーを減らそうという取り組みも活発です。

その代表例が太陽光発電です。すでに住宅で一般的な設備と言ってもよいほどに普及してきましたが、その可能性はまだまだ眠っていると言っていいでしょう。現在の太陽光発電の能力は、1w当たり600~800円のコストがかかります。しかし、これを300~400円程度にまで下げることができれば、電気代よりも安くなります。こうした効率アップを進めていくことで、利用エネルギーのすべてを発電でまかなうゼロエネルギー住宅が標準となっていくのでしょう。加えて、さまざまな省エネ技術+太陽光発電などの創エネ技術により「エネルギー130%住宅」を実現することができます。エネルギーを完全に自給自自足し、かつ余った電力を売ることで電気自動車が動くのです。HABITAが目指すのはこうした住まいです。

2007年07月09日

バイオテクノロジー

今後、バイオテクノロジーを活用した草花や果実、野菜の栽培技術の開発が加速すると言われています。光にあまり頼らずに植物の成長を刺激する方法も開発中で、サウンド農法などはそのひとつです。磁場で植物の栄養素をコントロールできるようになり、栄養管理された加工食品並みの野菜生産も可能になると言われています。家庭内にもバイオ園芸が普及してくるでしょう。広い家庭菜園がなくても、収穫性の高いバイオ植物により、植木鉢ひとつでナスやキュウリをたわわに実らせることができます。キッチンの出窓に置き、一週間分の野菜を育てるというプラントも登場しそうです。水耕栽培で1万5000個のトマトを栽培できることは、つくば万博で立証されました。いつも花や緑に囲まれ、食卓にはもぎたての新鮮な野菜や果物が並ぶ何ともぜいたくな生活が実現できるはずです。

ヨーロッパの都市に行くと、家々の窓辺が美しく花で飾られています。よく観察するとゼラニウムが圧倒的に多いことがわかるのですが、これは蚊が嫌うためです。ゼラニウムが網戸がわりとなり、蚊が室内に入るのを防ぐことになるのです。多くの植物には薬効のあることが知られています。どんな木にはどんな鳥が来るか、どんな昆虫が来るかも分かっています。植物・樹木の特徴を知れば、ガーデニングはもっと楽しくなるはずです。庭づくりという点では、現在の日本の造園に首をかしげるものが多々あります。HABITAでは、伝統の庭に新しい技術を加えて、正しい姿の、資産価値のある庭づくりの研究に取り組んでいければと思っています。

2007年07月08日

自由な空間技術

日本の住まいがこれから大きく変わるキーワードは自由時間、自由空間です。週休2日制が浸透し、休みは倍になりました。週末は単なる“お疲れ休み”ではなく、積極的に何かを行う自由日になりました。自由時間の増加は住まいのあり方を大きく変えます。アウトドアを楽しむ外型レジャーもさることながら、家の中で趣味などを楽しもうという内型レジャー派も増えてきます。米国、カナダ、ヨーロッパなどでは住宅内の生活を楽しむための地下室がついていたり、ガレージ、物入れはもちろん、書斎や卓球台、プールまでをも取り込んだ生活をエンジョイする空間をつくり上げています。わが国にも確実にこの波は押し寄せています。

HABITAも、こうしたニーズを先取りし、自由な空間という発想を住まいの中に取り組んでいきたいと思っています。100人いれば100人の個性、価値観があるという認識のもと、お客様が自分流に自由に使いこなすことのできる空間の提供を目指します。

2007年07月07日

土地の技術

今日は、家を建てる際に土地の技術がいかに大事になるか、というお話をします。バブル崩壊後、しばらくして地盤沈下で家が傾くなどのトラブルが続出しました。しっかりした造成がされないままに住宅が販売されたためです。住宅が建てられない丘陵地帯を宅地にするには、斜面を削る(切土)か、土を盛って(盛土)ひな壇状の宅地をつくります。こうした造成地は、地盤が安定するまで待たなければなりませんが、業者が早く売りたいあまり、安定しない地盤の上に住宅を建ててしまい、沈下した例も少なくないのです。海面や沼、池を埋め立てて造成した土地も、同様の危険性があります。

地盤調査をしないケースも見かけますが、必要条件であり、地耐力が足りなければ地盤改良も信頼の工法によって実施しなければなりません。地盤に関連して活断層も見逃すわけにはいきません。阪神・淡路大震災では活断層の重要さを教えてくれました。日本には多くの活断層が走っており、直下型地震の恐怖がつきまといます。活断層地図についても発表されています。そのコンサルティングはきわめて大事なのです。また、気をつけたいのは、絶景と言われる高級住宅地です。海を見渡せる素晴らしい景色ですが、実際には辺りの樹木の幹が曲がっていたりします。海からの強風によるためです。このような土地では鳥も巣をつくりません。猿も住み着きません。動物は本能的に危険を感じているのです。動物にとって危険な場所は人間にも危険ということなのです。さらに、ダイオキシンは史上最強の毒物と言われ、発がん性、催奇形状を持ちます。工場跡地などで土壌にダイオキシンが染み込んでしまっているケースがよくあります。こうした汚染土壌に住宅を建ててしまうことの怖さは言うまでもありません。土壌調査は不可欠なのです。

2007年07月06日

地球環境対応技術

HABITAは、地球環境への貢献を最優先にして住まいづくりのあり方を考え、技術の研究開発に取り組むという理念を掲げています。具体的には、公害、資源枯渇、地球温暖化への対応がテーマとなります。

まずは、国産材を全面的に採用していきます。これまで日本の住宅は外材に依存してきましたが、戦後60年が経ち、国産材が十分に育ってきました。国産材は日本の気候条件のもとで育ち、強度も外材に比べて強いということはいまや常識です。計画植林をすることで、木材は循環しての使用が可能になるサスティナブル材になるのです。無限の資源活用として資源問題に貢献できるわけで、同時に地球温暖化の要因とされる東南アジアなどの熱帯雨林の伐採をも国産材の活用によって防げるということも見逃せません。

また、製材に当たっても、いっさい木くずなどを工場から外部に出さず、発生した端材や木くずは木材乾燥のエネルギーとして活用することが可能です。ゼロエミッション工場というわけですが、HABITAでは将来的には自家発電も視野に入れています。持続的発展が可能な経済社会をいかにつくるか、いかに資源を使わないで生活していくか。その目標に「ファクター10」という言い方があります。先進国において資源生産性を10倍向上させようという主張であり、これによって人類が生きていけるという大目標です。

これまで30年ほどで壊されていた住宅がHABITAの目指す200年住宅として実現すれば、これは生産性が6倍となる“ファクター6”になると言っていいでしょう。その資源生産性はきわめて大きく、200年住宅は地球環境の視点からも見逃すわけにはいかないのです。HABITAは、あらゆる面から環境効率性を向上せ、10倍にするよう努めていきます。

2007年07月05日

能登半島地震を見て思うこと

3月25日に発生した能登半島地震は、石川県で震度6強を記録、富山県や新潟県でも震度5弱が観測されました。その被害は、死者1人、重傷者25人、家屋の全壊が316棟というものでした。太平洋側に比べ、大きな地震発生が予測されていなかった北陸での地震発生は、社会に大きなショックを与えましたが、思ったより被害が少ないことが注目されます。この地震における住宅被害では、過去の震度6強の地震に比べ、比較的全壊が少なく、家屋倒壊による死者も出ていません。土木学会と地盤工学会の緊急調査によると、土塗り壁で柱が太いという特徴を持つ雪国仕様の木造住宅が多かったことがその理由のようです。

また、能登地方は、11月から春先にかけて強い海風が吹きますが、この強風に耐えられるように、伝統的に家の柱や梁が太く頑丈で、建物の強度を上げるために窓も少ないといった点をあげるむきもあります。逆に、全壊・半壊した住宅は、通りに面した部分が全面開口で、耐力壁がほとんどないものが多かったようです。しっかりとした基礎、土台に、太い柱・梁をがっちりと組む木造住宅は、震度6強にも十分に耐えたということなのです。私は、地震発生後、被災地に出向き見て回りましたが、太い柱、梁の住宅が被害の少ない姿を見て、私どものHABITAの大断面木構造の安全性が証明された気持ちで、改めて自信を深めたしだいです。

2007年07月04日

米国で生き残ったのはコンセプト住宅

1933年、アメリカを大恐慌が襲い、新設住宅着工戸数はピーク時の10分の1へと激減。この不況のなかで生き残ったのが「コンセプト住宅」でした。米国の金融機関は、個人の趣味的な家、無駄をしている自由設計の住宅にはローンをつけなかった。選ばれたのは、正方形に近い建物、間取りが標準的な住宅などでした。凹凸のないシンプルなデザインは施工精度が高く、雨仕舞いもよい。標準的な間取りは売却の時に売りやすい。

つまりシンプルな「コンセプト住宅」が大恐慌のなかで高い評価を得たということです。米国では、80年以上が過ぎた現在でも、当時の住宅は生き続け、美しい街並みを形成し、高い資産価値を誇っています。

2007年07月03日

2025年の家庭生活-200㎡200年住宅-

HABITA計画に刺激されたのか、政府がこのほどまとめた技術革新による成長戦略指針のなかで、日本が進むべき未来像のひとつとして「2025年には200㎡の広さのある200年もつ住宅に安く住める」という中長期住宅ビジョンを打ち出しました。「イノベーション25」中間報告書のなかで、日本が持続的な経済成長や豊かな生活のために必要なイノベーション20個を打ち出しましたが、そのなかに「200㎡200年住宅」が盛り込まれたのです。

2025年、「200㎡、200年住宅」が実現される未来を見てみると―

・地域全体として省エネルギー・緑化等が計画的に推進され、子育てや介護も地域ぐる
みで支援しあう。
・緊急医療システムや防犯システムの整備なども含め一体的に進めることが可能な都市
機能を集中させた街が日本各地に生まれる。
・テレワーク等のさまざまな働き方が普及し、大都市一極集中が緩和される。
・資産評価の見通しや長期耐用可能な設計技術が普及し、200㎡住宅に安く住める。

中間報告書では、こうした住宅・社会を実現するために必要な技術について、技術的実現時期と社会的適用時期を合わせて示しています。例えば、世代交代、生活スタイルの変化、業務様態の変化、都市環境の変化などによる時系列上での要求変化や劣化に対する対応性・適応性の高い住宅・建築システムは、2011年に技術的には実現可能で、2018年には社会に普及するとされています。加えて、関連資料の共有や自然言語会話が可能な臨場感ある「遠隔分散会議システム」は2013年に技術的実現可能で、2020年には社会への適用が進むとされています。

2007年07月02日

川場物語

世田谷区の高政工務店さんが、次のようなことを計画しています。世田谷区と、群馬県の川場村は、姉妹都市を結び長い付き合いをしています。川場村は自然豊かなところで、採れた野菜やりんごを世田谷区に直送しています。牧場があり、『川場のソーセージ』というブランドで東京のデパートにも出回っています。スキー場と温泉施設があり、年間約7万人の世田谷区の方が利用をしているそうです。林間学校が2つあり、約半数の世田谷区の方々が幼稚園の頃から川場村に出かけ、そこで楽しい休日を過ごしています。川場村は、杉の木の産地ということもあり、もし世田谷区の方が家を建てるのであれば、最初に家を建てる人に、杉の木を100本プレゼントしたいと言っていますから、うらやましい話です。もちろん木だけでは家を造ることが出来ませんので、まだ実現はしていませんが・・・『川場の家』です。


この度、『HABITA』では国産材を使って、200年住宅を造ることになりました。高政工務店さんは川場村の木材を利用して世田谷区に家を建てるのであれば、川場村の自然を壊さぬよう、家を建てる方が苗木を100本植えるのはどうか、という計画を立てています。川場村の方々に喜んで頂けると思います。自然環境を大切にして守りながら、川場村で育った木材で東京に家を造るという計画です。想い出が詰まった場所に育った木材で、我が家を造れるという、輝かしい物語です。

2007年07月01日

地産地消

地産地消といわれますが、木材も生まれ育った土地で使うほうが耐久性が長い。新潟県で育った杉の木を地中に埋める電柱として使った場合、非常に長持ちしますが、隣の長野県で同じように使用したところ2年で腐敗してしまいました。長野県で育った唐松を電柱にし、新潟県で使用するとやはり2年で腐敗してしまいます。木は生まれ育った土地で使われるのが理想的という現実があります。経験豊富なプロが常識としているのは、緯度1度(約111km)以内で使用するということ。

いま地域材での住まいづくりが唱えられているのは、まさに理にかなったことなのです。また、木材は伐採時の樹齢より4倍長持ちします。戦後間もなく植えた木はいま60歳になっており、240年は使えるということです。

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