米国で生き残ったのはコンセプト住宅
1933年、アメリカを大恐慌が襲い、新設住宅着工戸数はピーク時の10分の1へと激減。この不況のなかで生き残ったのが「コンセプト住宅」でした。米国の金融機関は、個人の趣味的な家、無駄をしている自由設計の住宅にはローンをつけなかった。選ばれたのは、正方形に近い建物、間取りが標準的な住宅などでした。凹凸のないシンプルなデザインは施工精度が高く、雨仕舞いもよい。標準的な間取りは売却の時に売りやすい。
つまりシンプルな「コンセプト住宅」が大恐慌のなかで高い評価を得たということです。米国では、80年以上が過ぎた現在でも、当時の住宅は生き続け、美しい街並みを形成し、高い資産価値を誇っています。