脳は忘れない
子どもの頃を思い出す話を紹介します。脳には、本来忘れるということはないそうです。一歳からのことをすべて覚えていると言っているのは、ノーベル賞学者の利根川進先生です。強い目的を持てば脳は必ず動くと、次のような話をしています。
ドイツで生まれ、ドイツ語で話をしていた青年が、成長して日本に帰国後、まったくドイツ語を忘れたと思っていた。ある時、その人が重い病に倒れ、手術台に乗せられ、いよいよこれから手術という時に「どうしても生きたい」と思った。すると突然、医者の話すドイツ語がすべて聞き取れていたというのです。手術も成功し、手術室から出てきたときは、ドイツ語でしゃべっていたというのです。生きたいという強い気持ちが、脳に強い刺激を与えたのです。
利根川先生は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の教授で日本に来たおり、時間をいただいております。利根川先生と荒川修作先生はお友達です。類は類を呼ぶということでしょうか。