HABITAの理念・資産形成のために 長寿命化が資産価値の核
住宅寿命の長寿化を図り、住宅の資産価値を高めていく流れのバックボーンとなったのが2006年6月に公布、施行された住生活基本法です。戦後の量の追求を目的にした住宅建設計画法にピリオドを打ち、新しい時代に対応した住政策として登場させたのです。国民の豊かな住生活の実現を図るための住政策・住宅産業にとってのいわば憲法のようなものです。「住宅の基本法」ではなく、「住生活の基本法」としたところに、国民の生活、暮らしにまで踏み込もうという意気込みを十分に感じることができます。基本理念には良質な住宅の供給だけでなく、「誇りと愛着を持つことのできる良好な居住環境の形成」をも高らかにうたいあげています。
国交省は法律の趣旨を「住宅をつくっては壊す社会から、良いものを作って、きちんと手入れをし、長く大切に使う社会へ移行し、住宅を社会全体の資産として活用していけるようにする」と語っています。そして、この想いを実現する象徴が、住宅の長寿命化ということになるのです。住まいを大事にし、努力をすれば住宅の価値が上がるという流れをつくりたい。加えて、安全で美しい街並みのイメージができ上がれば、さらに住宅の資産価値が高まるというかたちにしたいものです。
米国では、住み替えで資産形成を図っていくという考えが定着しています。住宅を大事にし、手入れをすることで、いざ住み替えで住宅を売るときに、5年間で560万円ぐらいの値上がりは決して珍しいことではないのです。HABITAは200年住宅を文明=物、文化=心の両面からの対応で実現を図り、資産形成が高まる住まいを目指します。売るときに、買った価格より高く取引される住宅にしたいと思っています。
200年住宅の実現によって、住宅は消費財ではなく、耐久財となり、社会からも祝福される社会資産にしたいと考えています。何世代にもわたって住み継がれる住宅―。これはまさに「ゆりかごからゆりかごへ」の新たな住宅の価値観の誕生ともいえます。