HABITA成功の目途は5万棟
ものがたくさんあることを「ごまんとある」と言います。世の中に信用されるには建築件数5万棟の実績を積まなければならないと考えています。
私は古くから住宅産業に関わってきましたが、プレハブ業界がスタートした当初の10年間は、お客様からまったく信用されませんでした。ダイワハウス、積水ハウス、ミサワホームなど業界全体で建築数5万棟の実績が出来たとき、プレハブ業界は一応の信頼を得ました。昭和40年頃だったと思います。
ミサワホームが単独で信用を得るようになったのは、昭和46年に上場し、その後、建築数が累積5万棟に達したころだったと記憶しています。
現在では定期借地が累積5万棟を超え、地主もユーザーも安心してこの制度を活用するようになりました。定期借地がスタートした15年前、私は定期借地権普及促進協議会の初代会長を務めましたが、地主にもお客様にも制度自体が信用されず、「土地を貸したら返ってこない」と心配され、「借地は価値がない」とまで言われました。そんな困窮した状況のときに香港の中国返還の期限となり、地主さんと東京大学の先生とで返還式の様子を見に香港まで行きました。90年前に中国がイギリスに貸与した香港が返還される様子を目の当たりにした地主さんにどうにか「貸したものは必ず返る。定期借地は成立」と納得していただきました。
世の中に「信用」が定着するためにはたくさん実績を作ることが必要で、「ごまん」とあることが大切です。HABITAは4年後までに5万棟の建設を目標としています。