MISAWA international

HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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2008年04月28日

1人から上場へ20

2年目
12 お客様相談室

2年目を迎え、実績が出るにしたがって、アフターサービス、メンテナンスをする必要がでてきます。基本的にアフターサービスは無料、メンテナンスは有料で行います。

担当者の名前を覚えているお客様は少ないので、お客様相談室を設け、24時間365日体制で対応してください。
なるべく社内でも高い役職の方に担当させることをおすすめします。

ミサワインターナショナルの本社でも4月よりお客様相談室を設けました。
担当室長は常務の北川です。


<1人から上場へバックナンバー>・・・最新の3話です

19 月給の意味
18 CS=お客様は常に正しい
17 24時間365日体制

2008年04月27日

1人から上場へ19

2年目
11 月給の意味

2年目を迎え、新規雇用も増えることでしょう。
給与体系が整っているか確認してください。

賃金の支払いには2通りの方法があると思います。
まずは給与を高めに設定して社員のモチベーションを上げる方法。
もうひとつは給与を安めに設定し、昇格、昇進を早くさせる方法です。

どちらが良いというつもりはありません。皆さんが決めてください。

ただ、給与のあり方については明確に示しておく必要があるのは、できるなら同じ地区の同業他社よりも優れた体系にすることが望ましいからです。

給与制はそもそも、江戸時代に始まったといわれています。
江戸の武士は幕府や大名から家禄を与えられていました。
給料といってもお金ではありません。ほとんどの武士が米を与えられ生活をしていました。
支給方法や量は身分によって差があり、石高が決められ年1度それが支払われていましたが、手元不用意ということで12分割し毎月支払われるようになりました。それが「月給」の始まりです。

今でこそ、従業員の所定労働時間は1日8時間、1週間で40時間以内と法律で決められていますが、武士はというと、そうもいきません。
敵が攻めてくれば深夜休日問わず出陣しなければなりませんでしたし、幕府からの急な呼び出しにも即対応しなければいけませんでした。

生活を保障する代わりに、常に幕府のために尽力せよというのが、この時代の考えだったのです。

私は「月給」という言葉に武士の志とプライドを感じました。
あくまでも主観ですが、「月給」で支払われている社員には日給、時給で支払われていた時とは違った「サムライ」を見たいと思っています。


<1人から上場へバックナンバー>・・・最新の3話です

18 CS=お客様は常に正しい
17 24時間365日体制
16 新卒か、中途採用か

2008年04月26日

1人から上場へ18

2年目
10 CS=お客様は常に正しい

CSはcustomer satisfactionの略。つまり「顧客満足」のことです。
顧客の要望をかなえていれば、たとえコストや手間が掛かったとしても、結果的には顧客はついてくる。という考えにより、アメリカで始まった経営手法です。
HABITAでもこのCS経営の「お客様は常に正しい」という概念に基づき経営を進めます。

世界で成功している企業のほとんどがこのCS経営を取り入れています。
またCS経営を語る上で欠かせないのが、アメリカの有名デパート『ノードストローム』です。

ある日、顧客に「1階にある売り場を無くして、そこにソファーを置いて」と言われました。後日、デパート1階にあった店舗を撤去し、全フロアを休憩スペースにしました。
また顧客が返品要求をしている品が、たとえ使用済みだったとしてもお客様の言う通りにしたということです。

さらに驚くべき話があります。そのデパートにタイヤの返品を要求する顧客が来ました。
そのタイヤはデパートで扱っていないものです。
ですがCS経営を進めている店側は「お客様は常に正しい」と要求を聞き入れ、新しいタイヤを購入してそれをお客様に渡したと言うのです。

ここまでいくと大変ですが、これが「お客様は常に正しい」ということです。

昭和44年、東急不動産の松尾大社長に誘われ、500区画の宅地開発に携ったことがあります。
松尾大社長から、「お客様のクレームや注文を全て聞いたとしたら、一体いくらかかるのか、ここで実験をしよう」と言われました。

当時、住宅業界は「クレーム産業」と言われ、とても事業にならないと言われていました。
町の工務店が「建てる・売る・逃げる」と不名誉なことを言われていた時代です。

団地の一部に当時の専務だった山本が住み、この実験を取仕切りました。
「ドアが動かない」「雨漏りがする」「庭の木が枯れた」中には「この家は気に食わない建て替えろ」というのもありました。
これを全部「わかりました」と受けていました。何しろ「お客様が常に正しい」のですから。
私はこの実験をする際、お客様の言い分を全て聞いていたら会社は潰れるという思いが頭をよぎりました。
ところがこの実験で出たクレーム、注文に掛かった費用は総売上のおよそ3%でした。

松尾大社長と私が安堵したのは言うまでもありません。
3%をアフターサービスのために予め計上しておけば、住宅産業が事業になると確信したからです。
これにより信用を得ることができたら、そのときは5%高く売る。そうすればその2%分は利益になります。
事実、前述のノードストロームは、そのCS経営が有名になりアメリカ5大デパートの一つと言われるまでになりました。

この大掛かりで長期的な実験は、不動産業界、住宅業界のリーダーだった松尾大社長だからこそできたのだと思います。
松尾社長が亡くなられてしばらく経ちますが、今も変わらず尊敬しています。
不動産・住宅業界に大きな足跡を残された方です。
東急不動産さんには大変お世話になりました。今でも思い出すと目頭が熱くなります。

CS経営については様々な書籍が出版されているのでご覧下さい。


<1人から上場へバックナンバー>・・・最新の3話です

17 24時間365日体制
16 新卒か、中途採用か
15 大きな人間を育てる

2008年04月25日

1人から上場へ17

2年目
9 24時間365日体制

当たり前のことですが、住まいは24時間365日使われています。
ですから住宅会社もそれに対応していなければなりません。

以前、私の家のエアコンが壊れたことがありました。
真夏の日曜日、午前10時頃のことでした。
急いでメーカーに電話をしましたが、修理は翌日にならないと無理だと言われ、
暑い部屋でイライラしながら丸一日過ごしたことがあります。
アフターサービスが大事だということを痛感しました。

24時間対応といっても、一日中オフィスに人を置く必要はなく、
掛かってきた電話を担当者の携帯や自宅に転送させればよいわけです。

もちろん電話を受けただけでは24時間対応とは言えませんので、設備関係、インフラ工事関係の会社に夜中でも対応していただけるよう、事前に取り決めておかなければなりません。
修理に何日もかかる場合には、工程表を提示してお客様の了解を得なければなりません。

大変そうに聞こえますが、住宅会社として成功している会社はこの体制が全て整っているのだと思います。

HABITAでもこの体制が整い次第、社長を始めとして営業、建設に関わる全ての社員の名刺に『24時間365日体制』と明記し、携帯電話番号、または自宅の番号を入れてください。

競合他社との差別化戦略のひとつです。


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16 新卒か、中途採用か
15 大きな人間を育てる
14 好待遇とはチャンスを与えること

2008年04月24日

1人から上場へ16

2年目
8 新卒か、中途採用か

会社は求人をする際、新卒採用にするか、中途採用にするかを考える時期に来ています。

新卒を採用するには、ある程度会社に余裕がないと難しいでしょう。

新卒の方にはまず社会のルールから教えなければなりませんので、
一人前にするのに少なくとも半年~1年はかかります。
一方、中途採用は2-3ヵ月で立派な戦力として活躍してくれます。
そういった意味では中途採用の方が会社にとって当面有益です。

ですが、会社に対する忠誠心は「子飼いの新卒」には敵わないと思います。

起業して3年経ち、多少余裕が出てきたのなら、新卒採用をお考えになってはどうでしょうか。
たとえ2-3名でも定期的に雇用することをお勧めします。

それにより社内には新卒採用、中途採用と2つの派閥ができるでしょう。
社長が中途採用を褒め、専務が新卒を褒め役割を決めておくのが良いと思います。
お互いに競い合いながら成長すると思います。

どちらの社員も成長するよう、経営者側が見守ることが必要です。


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15 大きな人間を育てる
14 好待遇とはチャンスを与えること
13 自分より良い人を採用する


2008年04月23日

1人から上場へ15

2年目
7 大きな人間を育てる

一度採用した人には、少しでも長く働いてもらうのが理想ですが、もしも社員が独立して起業を望むのであればそれでも良いのではないでしょうか。
社員が独立することを危惧し、専門分野だけしか担当させないと、
会社も社員も歩みを止めます。
大手住宅会社、大手ゼネコンはその傾向が強い気がします。

そこでHABITAではまず約1週間の教育を行い、1人5役を担当できるようにします。営業、設計、積算、金融、環境これら5つの知識を持っていれば、いずれは経営者と同じ考えで物事を見るようになります。HABITAに関わる社員の常識としたいと考えています。

かつてミサワホームでも起業を理由に自主退職された方が多くいらっしゃいました。
私はたとえミサワホームに不利益になるとわかっても、社員の独立を反対したことはありません。

約4万人を採用し、そのうち3万人が退職してそれぞれの道を歩んでいます。私はそれで良いと思うのです。一度縁があって知り合った人とはまた一緒に仕事ができます。
事実、HABITAに参加していただいている提携企業の方の中には、かつて独立されたミサワホームOBの方がたくさんいらっしゃいます。
たくさんの人たちと広くお付合いできる大きな人物を育てていきたいと思います。


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14 好待遇とはチャンスを与えること
13 自分より良い人を採用する
12 人財の採用


2008年04月22日

1人から上場へ14

2年目
6 好待遇とはチャンスを与えること

転職する人は当然、高待遇を期待しています。
社員の待遇には処遇をよりよいものにする「高待遇」と
適性を活かした部署に配属させる「好待遇」があります。

それには社長自らが面接を行い、適性を見抜かなくてはなりません。

『可山優三』が良いのです。俳優の加山雄三のことではありません。
可が山ほどあり、優が三つある人こそずば抜けた特色がある人です。
社会に出て優秀な人とは、学校の成績がオール優の人ではありません。

何かの能力が人より長けている人のことだと思います。

この能力を見抜き、適材適所に配置させられるかどうかで、社長の力量が問われます。
通常、採用面接は人事担当→役員→社長の順で行われますが、
私は社長→役員→人事担当の順で行っています。社長の眼力がものを言わせるのです。
社員の人生を活かすわけですから、社長として最も大切な仕事のひとつです。


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13 自分より良い人を採用する
12 人財の採用
11 1位があって2位がない

2008年04月21日

1人から上場へ13

2年目
5 自分より良い人を採用する

私は採用する際に、相手の優れているところを探すことを心がけています。
そして私よりも優れた何かを持っている人を採用決定の条件としています。

例えば、営業ができる、文章が綺麗に書ける、計算が速いなど、どんなことでも何かひとつ良いところを見つけて、それを本人に伝えます。

その社員は「私は社長よりも○○が出来るんだ」と胸を張って仕事をします。
私も「この社員は私が出来ない○○が出来る」と一目置きますので、廊下ですれ違う際に自然と頭が下がります。社員にもそれが伝わるので人間関係が良いものになります。

反対に、こんなことを言っては申し訳ないのですが、何の取りえもない人の顔を見ると、つい「儲からないやつ」などと思ってしまい、相手にもそれが伝わるのでしょう。
関係は悪くなる一方です。

限られた時間の中で人の良い面を探し出すのはなかなか難しいものですが、人を成長させることが、会社の成長にも繋がるのですから是非実行してください。


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12 人財の採用
11 1位があって2位がない
10 偉い人と会う方法

2008年04月20日

1人から上場へ12

2年目
4 人財の採用

「じんざい」には5つあります。
優れた人は人財、一般的な人は人材、そこにただ居るだけの人は人在、
すでに終わっている人は人済、居ては困る人は人罪です。
2年目の課題は「人財」の採用です。
なるべくたくさんの応募者を面接してください。

人材を募集する際には職種に関わらず倍率20倍の応募が来るようにしたいと思います。
倍率20倍を勝ち抜けば、社内からも一目置かれますし、本人の自信にも繋がります。
能力があるわけですから、先々が楽しみな社員になること間違いなしです。

これは私の経験ですが、倍率10倍で採用した人材の場合だと、1年後約半数が辞めてしまいました。倍率6倍で採用した人材に至っては、1年以内に全員が辞めてしまったのです。
会社は社員が一人前になるまでに、教育指導や社外研修など、多額の投資をしているので、入社1年で辞められてしまうと、大きな損害を被ることになります。

以前私は50万円ほどで求人広告を出したことがあります。ペットショップで売られている子犬と大差ない金額です。
人を募集するのにペットと同じ金額というわけにはいきません。
大いに反省したことがあります。
もちろんウェブ社会ですので、金額が全てではありません。
自社のHPで宣伝するのも手かもしれません。要するに、人材を選ぶ際には時間がないからと言って妥協したりせず、20倍以上の応募の中から丁寧に選びたいということです。


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11 1位があって2位がない
10 偉い人と会う方法
9 知的財産を確保する


2008年04月19日

1人から上場へ11

2年目
3 1位があって2位がない

日本一高い山は富士山、日本一長い川は信濃川ということは誰でもご存知でしょう。
では2番目に高い山と2番目に長い川はご存知ですか?


答えは 北岳と利根川です。


おそらくほとんどの方が答えられなかったのではないでしょうか。

住宅業界も一緒です。
現在は積水ハウスさんが業界NO.1として優位に立っています。
工務店でも、地域NO.1の実績になればそれだけで注目され、さらにことを有利に運ぶことができるのです。

これは住宅業界に限ったことではありませんが、NO.1の会社は常に先端を行かなければいけませんから、見本となるビジネスモデルがないので常に工夫している知恵のある会社です。
2位以降は1位の真似をしていればいいので、その点は楽です。
業界NO.1に君臨し続けるのには、それだけ先端的な発想と絶え間ない努力が必要です。

HABITAも10年後10万棟を目指して業界NO.1になるよう努力していきたいと思います。

今年度中に提携店を350社、事業所を400ヵ所以上にしたいと思っています。
来年度はさらに500社との提携を目標にしているので、
事業所を1千ヵ所以上にすることを計画しています。

私は昭和48年にミサワホームを業界NO.1にした際、いかに営業を有利に展開するか、また、新技術の開発をいかに有利に進めるか身をもって経験しています。
HABITAにおいてもNO.1を狙うことを宣言します。
みなさんも2年目にあたって、宣言してください。


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10 偉い人と会う方法
9 知的財産を確保する
8 なぜとことんやるか


2008年04月18日

1人から上場へ10

2年目
2 偉い人と会う方法

皆さんは経営の勉強のためにと、今まで沢山の本を読んできたのではないでしょうか。
それももちろん良い事ですが、経営の勉強で一番効率のよいのは色々な人に会って直接話を聞くことです。2年目の課題です。

経営者の勉強会が全国各地で開かれていますが、それに出席し、実際に講師の考えを聞いたり、その後の懇談会で知り合いを増やしたりすることが、いずれ仕事に繋がる可能性があります。

私自身、分からないことがあれば専門家に直接聞きにいくということを心がけています。
特にその分野の第一人者と呼ばれる人に会いに行きます。

今日はそんな方たちと会える方法をお伝えします。

まず普段から憧れている方や、意見を聞いてみたい方を明確にしておきます。
そうすることで、新聞に載っているその方の記事に即座に反応することができます。
その記事を見つけたら、午前中に出版元に電話をし、取材した記者を呼び出してもらいます。
記者は書いた記事の反響を気にしているので、積極的に話をしてくれます。
記事に載っていないことも教えてくれます。
そこですかさず、ご本人を紹介して欲しいと記者に頼み込みます。記者が先方に電話をかけてくれたことを確認し、改めて自分から先方に面談を申し込みます。
そうすることで、必ずアポイントが取れます。

ここで大切なのは、記者にもご本人にも必ず午前中に電話をすることです。
午後になると、日々の業務に追われて記事のことなど二の次になってしまうのです。

私はこんな簡単な方法で、経団連会長の土光敏夫さん、稲山嘉寛さん、豊田章一郎さん、ソニー創業者の井深大さん、ソニー会長の盛田昭夫さん、三井造船会長の山下勇さん。
伊藤忠商事創業者の伊藤忠兵衛さん、瀬島龍三さん、その他100人近い方々にお会いしてきました。

記事を見て訪ねてきたとあって、先方も快く受け入れてくれ、時には「ここだけの話ですが」と記事以外のことも話してくれます。
同業社の競争相手でも同じことです。
ライバル会社にお伺いしたときには、内緒話をしていただいたことがあり、恐縮したことがありました。

勉強しようという気持ちをいかに率直に積極的に伝えられるかがポイントです。


<1人から上場へバックナンバー>
1人から上場へ
1 夢を見る方法
2 後は己のみ
3 株式公開するにあたって特に大切なこと
4 営業は必ずやる
5 展示場の建設
6 社員試験制度
7 初年度決算
8 なぜとことんやるか
9 知的財産を確保する

2008年04月17日

1人から上場へ9

2年目
1 知的財産を確保する

社長自身が提案したアイディアを知的財産として個人名で登録しておくことをお勧めします。

たとえば、ブランド名「○○HABITA」、商品名「△△HABITAの家」、その他特許出願、CIに関わる問題などを全て知的財産として社長個人の財産として登録しておくことをお勧めします。

私は自分自身の特許を現物出資してミサワホームを設立しました。
この知的財産はいずれ会社のものになりますが、初期に社長の知恵を財産化しておくことが大切です。
いずれ、増資の際、役に立ちます。
社長自身現金をたくさん持っている必要はないのですから。

2008年04月16日

1人から上場へ8

1年目
8 なぜとことんやれるか

初年度は会社の基礎作りのために、社長自らが営業をしたり、
管理職として部下をまとめたり、また経営者としての仕事もあるわけですから、
さぞ忙しかったことでしょう。

2年目は部下も経験を積んでいるので、少し楽になるのではないでしょうか。

仕事がきつくなった時、諦めてしまうのは簡単です。ですが諦めたらそこで終わりです。
諦める前に、なぜ仕事をしているのか、その理由を自分の中で明確にしておくことです。

あなたは誰のために働いていますか?妻のため?子供のため?恋人のため?
人は大切な人のために命を掛けて頑張ることができます。
自分のためにというのは、本人次第で諦めることができるので、あまり良い動機とは思いません。

もうひとつ、その仕事は本当に自分の好きな仕事なのか、もう一度考えてみてください。
これまでブログを読んでいただいている方の中には、「三澤社長にはとてもつきあっていられない」とお考えの方もいらっしゃると思います。
結局、私がここまで頑張ってこられたのは住宅が好きだからに他なりません。
好きな仕事と動機があれば、どんなことでも乗り越えられるのと思います。

2008年04月15日

1人から上場へ7

1年目
7 初年度決算

初年度は先行投資も多く、受注したものが完成するのも時間がかかるため、黒字にすることは困難かもしれません。
ですが、あなたの会社の輝かしい歴史のために、初年度から黒字にすることをお勧めします。
私は初年度を黒字にした社長を何人か知っていますが、皆さん相当の努力をしていました。
その方たちは、1年間、年中無休であることは勿論のこと、ストレス解消でゴルフに行ったり、宴会を開いたりはしていません。

よくゴルフ好きな人が、「ゴルフは遊びではなく営業だ。取引先とのコミュニケーションを取る事でその後にビジネスに役立つ」と言っているのを聞きますが、
コースを回るのに、3時間~4時間もかかるわけですから、営業だとすれば極めて効率の悪い仕事をやっていることになります。
相手との取引は正味30分あれば十分出来ますから、ゴルフは会社を滅ぼす遊びです。
宴会もそうです。飲ミュニケーションと言いますが、酔った頭で仕事の話をどうまとめるのですか。コミュニケーションは勿論大切ですが、1時間程できりあげたらどうですか。

こうして不眠不休で努力しても一向に黒字にならない場合、あと一つ策が残っています。
それは、社長自身の給与を受取らないことです。
私の知っている社長は皆さんそうしていました。私もミサワインターナショナル設立より給料を貰っていません。ようやく目途がついたので、今月から受取ることにしました。
MISAWA・internationalは今年度を初年度とし、3年で上場の目途をつけるつもりです。
皆様と一緒に走りたいと思います。

2008年04月14日

1人から上場へ6

1年目
6 社員試験制度

住宅には覚えるべき事柄がたくさんあります。
本来は大学で教えるべきことですが、残念ながら大学の建築学科では住宅は教えていないのです。
一般教養を2年やり、専門学科は春休みや夏休み、冬休みそれに休日とサボりを入れると、正味6ヶ月という短い期間に、都市計画、ビル計画、集会場の設計、構造、材料、施工法等の勉強をするのですが、住宅の時間は取られていません。
授業が行われたとしても、住宅の平面図を1枚描く程度が日本の大学の現状です。
従って大学の建築学科をでたからといって、住宅の専門家というわけではありません。
かつてゼネコンがこぞって住宅業界に参入しましたが、いずれも成功しなかったことがそれを如実に示しています。
今企業に求められているのは、教育研修です。
教育研修は、営業系、技術系に分かれて行います。
期間はおよそ1週間を目途に行い、住宅の設計、積算、金融の斡旋、環境問題、営業知識を身に付けさせてください。一人5役です。
最後にテストを行い、100問出し、80点をとれば合格でしょう。
これは1次試験というもので担当者全員が持たなければならない知識です。
次に半年後に2日ほどかけて2次試験を行います。その内容は、会社のルールが何故決められているかきちんと理解しているかどうかというものです。全30問で、
これも80点を合格にします。
さらに1年後、3次試験としてルールの運用ができるかという試験を行います。
これもやはり80点を合格にします。

試験・試験というと若い人が嫌がると考えている年配の経営者もいるようですが、それは違います。若い人は小さなころから試験を受けているため、慣れています。
試験を行うのは、むしろ明確な企業方針を持っている良い企業と理解されるはずです。

2008年04月12日

1人から上場へ5

1年目
5 展示場の建設

説明するよりも、実際にモデルを見ていただいたほうが、説得力があります。
必ず初年度にモデル展示場を建設してください。
その際、単独展示場としてください。総合展示場は年間5千万円ほどの維持費がかかるので無意味です。
土地は、地元の有力ディベロッパーがやっている区画数のできるだけ多いところを選定されることがベストです。1棟建設し、半年後売却致します。
モデルのタイプはここでは割愛させていただきますが、お問合わせいただければ、個別にお答えいたします。
モデルとなる建物はHABITAのカタログの中からお選びください。
私のお奨めは出居民家です。その他岩瀬牧場、SORA・MADOも良いでしょう。
是非ご検討ください。

日本の住宅業界の問題は、優れたデザイナーが少ないことです。
三流のデザイナーが設計したモデルを展示して、取り返しのつかなくなる前に、HABITA推奨モデルをご活用ください。

展示場では常にお客様に観られていることを忘れないでください。
展示場では建物を完璧に仕上げるのはもちろんのこと、おもてなしの心が大切です。
些細なことで契約を逃したという話はよくあります。
例えばこの時期、冬物を着るか春物に切り替えるか、頭を悩ませていますが、
玄関に置くスリッパも同じです。
ポカポカした陽気の日に玄関に冬物のスリッパが置いてあったとしたら、細かいところに気がつかぬ会社だと、主婦はよく分かります。
また、床の間に活けてある花も、とりあえず飾ってあるのか、それともおもてなしの心を込めて飾ってあるのかは、多少華道の心得がある方には一目瞭然で気付かれてしまいます。
さらに庭先に雑草があるのもいただけません。生えているぺんぺん草を綺麗に取り去り、夏の暑い日は打ち水をしてお客様をおもてなしをすれば、住宅会社としての心意気を感じてもらえます。

これは私自身の失敗例ですが、以前社員に宛てたメモを画鋲で壁に留めておきました。
後で聞くところによると、そのメモに書いてあった当用漢字が間違っていたらしいのです。
それを見たお客さまに「当用漢字を間違えるような社長では家を任せられない」と断られてしまったことがありました。(その方が国語の先生をされていることも後で聞きました)
このように展示場では万全を期さなければなりません。

お客様はご自身の目線、価値観で我々を見ています。こんなこところ、誰も見ないだろうという気持ちではだめなのです。
汚いポスター、チラシ、イベントの案内などを部屋に貼り付けるのはご法度です。
押し入れの中も片付けておかなければなりません。私は展示場に行くときには必ずお客様の立場になって観るように心がけています。そうしてみると合格点を取れる展示場は稀です。
だからこそ、おもてなしの心を大切にすれば、新規参入の可能性が大いにあるということです。

2008年04月11日

超長期住宅先導的モデル住宅 内容一部発表

取り急ぎご連絡いたします。
国交省の超長期住宅モデル事業の概要が一部発表になりました。

独立行政法人建築研究所が、各市町村が提出した確認申請をモデル事業として評価し、その結果を国交省に報告します。

HABITAの提携店としても今回の発表は重要な意味がありますので、建設研究所のHPで詳細をご確認ください。


私の感想は次の通りです。

①国交省は新住法と捉えていて、戦後住宅対策の総決算と今後の住宅対策が打ち出された極めて重要な事業。
②平成24年度まで5年間続けることに驚いた。当初は今年度のみと聞いていた。
③100億円5000戸と大掛かりな募集も5月、8月、1月と3回行うことになっている。
④これまで国交省は民間の力を引き出すため対策をやっているが、この度のモデル事業は過去に例がない大規模なものだ。住宅局に敬意を払いたい。
⑤HABITAとしては技術的に十分に対応できる内容。

  4月、5月で作業をまとめるので、各社協力願います。


2008年04月07日

住宅メーカーさんモデルへ

先日、住宅メーカーの方にHABITAモデルを見て頂き、次のようなコメントをいただきました。

積水ハウス幹部の方より
落ち着ける、広々感じる、澄んだ空気を感じる、大の字で寝転びたい。
木質住宅は素晴らしい。
地域密着企業と提携するのは素晴らしい。

東日本ハウス役員の方より
木はやさしくホッとする。
木材に詳しい人が設計しているようだ。
日本の住文化が生きている。
価格に驚いた。

古川林業役員の方より
当社は国産材をこだわって使っているので、HABITAもそうだと聞いてうれしい。
国産材の振興に役立っている。
地産・地消のコンセプトが素晴らしい。さらに適材適所という考えを入れたらどうか。

ウエスト役員の方より
200年住宅では将来のリフォームが課題となる。
当社はリフォーム業界で唯一の上場会社であるが、HABITAにも強い関心を持っている。
当社の骨太住宅のコンセプトとHABITAのコンセプトは同じだ。
HABITAと提携をする。

2008年04月05日

1人から上場へ4

1年目
4 社長は必ず営業をやる

住宅の仕事で一番難しいのはやはり営業です。
ですから、営業を会得することが真のリーダーとなる条件です。
具体的に言うと、まず1年間10棟ほど自ら契約してみてください。

誰でも始めはうまくいかないものです。
お客さんとうまく話しが出来ない、思うように商談がまとまらなくてくやしい。
うまくいかないと社内でバカにされているようで恥ずかしい。ひょっとしたら自分は住宅の仕事に向いていないのでは。などと自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。
ですがずっとこのままの状態が続くわけではありません。
住宅の知識はお客様よりも遥かにあるわけですから、いずれは契約に至ります。
一度契約を取れれば自信につながり、営業が面白くなっていくはずです。

現場を知っているのと知らないのとでは、経営者としての発言の重みも違います。
営業の経験は、社員を引っ張っていくのに不可欠です。

今後、住宅市場はどんどん様変わりしていくでしょう。
そうした場合、一度営業をした経験を基に、市場がどのようにかが分かるはずです。
そうでないとウロウロするばかりです。
経営者が営業を経験していれば市場のニーズをいち早く読み取ることができ、変化に対応できる企業になるはずです。

私は営業という仕事は、全ての学問の集大成だと思っています。
手紙を出す・・・文学
価格をつける・・・数学
設計図を判断する・・・美学
家が法に適っているか判断する・・・法学
家に資産価値が出るか判断する・・・経営学
お客様と交渉する・・・心理学

私は営業こそ、職業の最高位であると思います。

2008年04月04日

1人から上場へ3

1年目
3 株式公開するにあたって特に大切なこと

株式公開にあたり大切なことが2つあります。
まずは時間です。限られた実績の中から確実に業績を上げなければなりません。福澤 諭吉の言葉に「今日も生涯の一日なり」というのがあるように、一日一日を大切に過ごすことが大切です。「今日はこれくらいでいいだろう」とか、「明日は一日休もう」という考えが浮かびがちですが、株式公開を5年で達成しようとするなら、5年間は1日も休みはないと思ってください。

アメリカのベンチャー企業の勤務形態は、「役員は5年間無休、一日16時間勤務」が平均です。過去に私が立ち会った、15社の上場企業の経営者たちも同様の勤務形態でした。
従って家庭サービスは出来ないのが現実です家族の理解が得られるか、または独身でなければ難しいのかもしれません。

2つめは「失敗したら物乞いをするか泥棒をするか」という究極の選択を一度考えてみてください。
大抵の方は、どんなに落ちぶれても泥棒などするはずがないと思っているでしょう。
ですが、お金や物を盗むだけが泥棒ではありません。お客様に品質の悪い商品を売ったり、納期を守らなかったりするのは泥棒です。
株式公開を目指すにあたって、これくらいは許されるだろうということはありません。
「物乞いをするか泥棒をするか」あなたはどう思われますか?

2008年04月03日

1人から上場へ2

1年目
2 後は己のみ

会社の運営は役員会で決めるのがルールです。社長は役員の意見を聞き、多数決で決めるのが一般的です。
ここに問題があります。役員が全員同じ情報をもっているわけではありません。
社長が一番情報を持っており、役員が持っているものはその半分にもおよばないのが現実です。
社長には持っている情報を役員に説明し、その上で役員の意見をまとめ決断しなければなりません。
つまり、自分以外は当てにしてはいけないということです。
これは人を信用するなと言っているわけでも、もちろんワンマン経営をしろと言っているわけでもありません。
社長はいつでも最終責任が自分にあるのだという覚悟が必要だということです。
どんな辛いことがあっても音を上げてはダメです。例え指を一本ずつ切られようと手首が切り落とされようと顔色を変えてはダメです。覚悟が必要です。

また、社長の私情を会社経営に入れてはなりません。
よく家族を会社役員にする経営者がいますが、役員会で決められたことが翌朝変わっているようでは、
他の役員や社員が納得しません。
同族会社を批判しているわけではありませんが、経営者は1人で決断していただきたい。
最後は己のみ。お客様や会社、社員を守るために、時には家族とも縁を切る覚悟が必要です。
何はともあれ、社員から信頼されることが経営者としての第一歩であるからです。

2008年04月02日

1人から上場へ 1

1年目
1 夢を見る方法

会社を起業したからには上場させたい、と誰しも一度はお考えになったことがあるのではないでしょうか。経営者の多くはそう考えます。

今の人は夢を見なくなったという話を耳にしますが、
それは夢を見る方法を知らないからでしょう。

夢を見る方法があります。現実を見極めることと、ビジョンを描くことです。
厳しい現実と広大なビジョンがあれば、誰でも夢を見ることができます。
私の周りには1人で事業を始めて株式公開まで漕ぎ着け、その後も成功を治められている方がたくさんいらっしゃいます。
成功するにはどうしたらよいのか、その方法を皆さまと考えてみたいと思います。

2008年04月01日

1人から上場へ

提携企業は初年度100社を超え、今年度は350社、来年度は850社となるようにいたします。

さて、提携企業の中には、地元有力企業として今後の株式公開を目指している会社が何社かあります。
私もそれに賛成です。将来は各県に1社は上場会社、又は上場に相当する会社ができればと思っています。

よく、物事が起こる可能性が少ないことを「まんがいち」と言います。株式公開ができる会社はまさにその「まんがいち」の、1万社に1社と言われ、大変難しいことです。
だからこそ、社会的信用を得られ、会社が大きく成長するための礎になるのだと思います。

私はミサワホーム時代、住宅会社10社と住宅会社以外の5社の上場会社をつくりました。
その経験を活かし、株式公開を目指す経営者の方々を応援したいと思います。
株式公開への道のり、経営者としての意識改革、人材育成の方法などを「1人から上場へ」というタイトルで連載していこうと思います。皆さんのお役に立つことができれば幸いです。

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