1人から上場へ4
1年目
4 社長は必ず営業をやる
住宅の仕事で一番難しいのはやはり営業です。
ですから、営業を会得することが真のリーダーとなる条件です。
具体的に言うと、まず1年間10棟ほど自ら契約してみてください。
誰でも始めはうまくいかないものです。
お客さんとうまく話しが出来ない、思うように商談がまとまらなくてくやしい。
うまくいかないと社内でバカにされているようで恥ずかしい。ひょっとしたら自分は住宅の仕事に向いていないのでは。などと自己嫌悪に陥ってしまうでしょう。
ですがずっとこのままの状態が続くわけではありません。
住宅の知識はお客様よりも遥かにあるわけですから、いずれは契約に至ります。
一度契約を取れれば自信につながり、営業が面白くなっていくはずです。
現場を知っているのと知らないのとでは、経営者としての発言の重みも違います。
営業の経験は、社員を引っ張っていくのに不可欠です。
今後、住宅市場はどんどん様変わりしていくでしょう。
そうした場合、一度営業をした経験を基に、市場がどのようにかが分かるはずです。
そうでないとウロウロするばかりです。
経営者が営業を経験していれば市場のニーズをいち早く読み取ることができ、変化に対応できる企業になるはずです。
私は営業という仕事は、全ての学問の集大成だと思っています。
手紙を出す・・・文学
価格をつける・・・数学
設計図を判断する・・・美学
家が法に適っているか判断する・・・法学
家に資産価値が出るか判断する・・・経営学
お客様と交渉する・・・心理学
私は営業こそ、職業の最高位であると思います。