1人から上場へ19
2年目
11 月給の意味
2年目を迎え、新規雇用も増えることでしょう。
給与体系が整っているか確認してください。
賃金の支払いには2通りの方法があると思います。
まずは給与を高めに設定して社員のモチベーションを上げる方法。
もうひとつは給与を安めに設定し、昇格、昇進を早くさせる方法です。
どちらが良いというつもりはありません。皆さんが決めてください。
ただ、給与のあり方については明確に示しておく必要があるのは、できるなら同じ地区の同業他社よりも優れた体系にすることが望ましいからです。
給与制はそもそも、江戸時代に始まったといわれています。
江戸の武士は幕府や大名から家禄を与えられていました。
給料といってもお金ではありません。ほとんどの武士が米を与えられ生活をしていました。
支給方法や量は身分によって差があり、石高が決められ年1度それが支払われていましたが、手元不用意ということで12分割し毎月支払われるようになりました。それが「月給」の始まりです。
今でこそ、従業員の所定労働時間は1日8時間、1週間で40時間以内と法律で決められていますが、武士はというと、そうもいきません。
敵が攻めてくれば深夜休日問わず出陣しなければなりませんでしたし、幕府からの急な呼び出しにも即対応しなければいけませんでした。
生活を保障する代わりに、常に幕府のために尽力せよというのが、この時代の考えだったのです。
私は「月給」という言葉に武士の志とプライドを感じました。
あくまでも主観ですが、「月給」で支払われている社員には日給、時給で支払われていた時とは違った「サムライ」を見たいと思っています。
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