1人から上場へ25
3年目
4 直接金融
資金調達には銀行から資金を借りる「間接金融」と、株式市場から直接調達する
「直接金融」があります。会社経営は自己資本で行うのがベストですが、利益のうち、約半分は税金で持っていかれてしまいますので、利益を上げても資本の積み上げは時間がかかります。
そこで株式を公開し、増資をするという手段をとるわけです。
戦後、大企業にのし上がった企業の大半は、企業自身で積み上げた資金より株式公開時とその後の株式発行により生みだした資金の方が多いということが実態です。
上場の第一目的は豊富な自己資本を調達することです。
5 知名度が上がる
株式公開が実現すれば、毎日全国紙に一行づつ会社の名前と株価が掲載されます。まるで試験の点数のように見えますが、これにより知名度が大きく向上します。
マスコミは会社のことを色々な角度から取り上げますので、急成長会社として広く知れ渡ることになります。
記者がニュースを探しにわざわざ会社に立ち寄ってくれます。
記者会見を開き、新住宅発表、事業計画の発表も出来ます。上場によって知名度が大きく上がることになります。
6 人材が有利に確保
知名度が上がることにより、優秀な人材を採用することが楽になります。
上場会社として知名度が上がり、安心して応募してくるのでしょう。
通常20倍以上の倍率で採用できます。30倍、40倍も可能です。
ここで気をつけなければならないのは、寄らば大樹の陰とばかりに、官僚タイプ、役人タイプの人も紛れ込んでくることです。この方たちは一見優秀なのですが、協調性、また想像性、自己啓発の面でいうと、若干疑問が残ります。
優秀な人が入ってくることにより、社内の雰囲気も引き締まるでしょう。
また、会社の幹部をスカウトすることも視野に入れておいてください。
とにかく、上場しているか否かで、信用度が雲泥の差であることは明らかです。
<1人から上場へバックナンバー>・・・最新の3話です
24 3年度目標
23 独自の技術、独自の資源
22 30年成長期・30年安定期・30年斜陽期