2代目から地域NO.1へ4
1年目
4 私も工務店をやってみた
創業当時、私も職人さんを集めて現場監督をしながら、一棟ずつ仕上げていました。
当時は自宅の離れを事務所として使い、そこに社員4、5名が常駐していました。
少人数のため、当然担当する業務も多く、私は営業から現場の指揮まですべて行っていました。
その頃の職人さんは、接着工法など誰もやったことがありませでしたが、当時の職人さんは、
家を作ることに誇りを持っており協力してくれました。
基礎が終わった、上棟が終わったと節目節目に必ず出来栄えについて語り合い、喜びを確かめ合っていました。
大工さんたちと思考錯誤の上、一棟ずつ完成させた時の感動を今でも覚えています。
私は、当時の職人さんから、家づくりのイロハを教えていただきました。
どれも大学では教えてもらえなかったことばかりです。
その時から、会社は、職人さんを大切にしなければ成り立たない業界だと思っていました。
後にミサワホームでは「協力会」として職人さんたちが結成する会が誕生し、職人さんから意見を吸い上げていました。
ただ、当時の意見交換は、上手くできなかったと今でも悔んでいます。
職人さんは皆体育会系ですので、住宅が仕上がって、まだ汗も乾かぬうちに、褒められ、
労いの言葉を掛けてもらうのが一番うれしいはずです。
ですが中々そうもいきません。
後日「あの家はよく出来ていましたね」と褒め称えたところで職人さんからは
「この社長はどこかずれている」という印象を持たれていたと思います。
現場は現場が得意な人財に任せなければならないと思いました。