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今回の不況は長引く

オイルショックの時は、原油の価格が下がれば3年で回復する、バブル崩壊時には、不良債権が片付き企業の保有している土地が売却されれば数年で片がつく、と皆思っていました。今回の不況はいつ終わるかわからない。不況の原因がどこにあるのかがわからないのです。アメリカの住宅債権の不良が原因と言われていますが、そう単純なことではないと思います。
現在、世界経済は国境を越えて、みなつながっています。一部の力を持った人たちが、世界経済を動かしていると思われます。その一部の人たちを「W」と呼びます。ボーダーレスで世界はひとつ、という考え方です。
社会の混乱を招く恐れがあるので、あえて報道されない情報があります。たとえば、産油国の王族系ファンドの投資金が100兆円なくなったという話があります。中東に進出している日系自動車、家電といった大企業がそのファンドに数兆円のお付き合いの投資をしています。日本の企業にも巨額の損失が発生している。報道されていません。ロシアではこの3か月間で、1,200の銀行のうち、半数相当がその機能を停止しています。預金はできるが払い戻しができない。ロシア首脳部の責任ということで、何が勃発しても不思議ではない状況にあります。ヨーロッパの国々では、銀行は融資というよりは投資型ですから、今回、アメリカに多額の投資をしていたヨーロッパ系の銀行は深い傷を負っている。その額はいまだ不明です。
日本の損失額は比較的少ないとされています。農林中金の1兆円を超える不良債権をはじめ、金融機関に不良債権が発生しています。アメリカでは1千兆円もの金融支援を金融機関に行うという政策が発表されましたが、はたしてこれで持ち直すのかはわかりません。80年前の世界大恐慌の時には、アメリカ国内における住宅の新築着工件数が90万戸から5年連続で下がり続け、最終的には9万戸にまでなりました。1/10です。そして、もとの90万戸に戻るのに10年を要しました。つまり不況は15年間続いたということです。
今回はそのようなことにならなければ…と思います。

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