MISAWA international

HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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2009年07月31日

HABITAの技術 14
カラマツ

カラマツは、古くからある木で、天然のカラマツは、銘木に属します。非常に立派な材が採れます。木材を生涯続けた材木屋さんが最後に、自分の家を、天カラ(天然のカラマツ)でつくったという話があります。決して悪い材料ではありません。生長が早いということで、戦後、全国に経済復興と合わせ、カラマツが植えられました。カラマツの原産地は、長野県の川上村です。このカラマツが全国に普及し北海道まで植えられ、さらに韓国にまで、日本から渡り拡がりました。
ところが、このカラマツは生長が早い反面、螺旋状に木材が生長する癖があるので、建築材にすると、曲がってねじれるという、大きな欠点があります。そこで、強度に大きく優れた木材ですが、くるうということで建築用材として、しばらく使われませんでした。主に土木用材の杭として使われていました。古くは地下杭や、東京湾、ディズニーランドの杭などに使われました。また、杭材として、中東に輸出されたこともあります。
このようなことから、カラマツは建築用材ではなく、土木用材としてイメージが必ずしもよくないということに定着しつつありますが、この強度のある木材、生長の早い木材を有効に使う手段がないかということで、各地の林業試験場をはじめ業界で研究を重ねてまいりました。その結果、集成材のラミナーとして使った場合、強度があって、くるうことのない木材をつくりだすことができました。今後、有効な資源として、カラマツを活用していくことも有力であります。HABITAでは、すでに北海道で実用化をなしとげております。

2009年07月30日

HABITAの技術 13

桧は、椙より耐久性があって上等だといわれています。それは、杉に比べ生長が遅いので、木の目がつんでいて、腐りにくいといわれています。桧は、桧の特殊な香りがして、桧普請というのは、一つの特色になっています。椙に比べ、値段が高いのが課題です。椙が上等なのか、桧が上等なのか、ということについて、少し述べさせていただきます。関東では、桧が少ないので、資産家が少ない木材を集めて得意満面としたということで、関東では桧が椙より上等ということになりました。関西は、逆に椙が少なく、桧が多いので、少ない椙を集め資産家が自慢しました。関東は桧が上等で、関西は椙が上等となりました。資産家の道楽による位置づけであって、地産地消で使い分けるのが正しいと思います。中部地区では、木曽の桧が普及していて、桧で作るのが常識です。また、適材適所で、土台、柱、梁に使い分けることも正しいと考えます。一般的には、桧の方が、椙より堅い。私自身は、椙の方が親しみやすく、人情味ある木材のように思います自己贔屓かもしれません、最終的には,好みの問題です。

2009年07月29日

HABITAの技術 12

スギという字は、「木」に「ノノノ」の「杉」と、「木」に「日」を二つ重ねた「椙」の二つの漢字があります。「椙」は、集成材に似ているので、HABITAでは、この「椙」の字を使いたいと思っています。椙は、日本の古来からの木材です。1000年以上の木材も、日本にあります。椙の学名は、Cryptomeria japonicaといい、「日本の隠されたもの」という意味です。日本固有の木のように思います。有名なのは屋久島の縄文椙で、樹齢は4,000年ともいわれています。椙は、大きく生長して倒れても、そこから新しい芽が出て、また大きく生長する、生命力の強い木です。
椙の特色は、繊維が長く、丈夫で、しなやかことです。そこで、和船は、椙の板を曲げてつくりました。和船は、日本から韓国や東南アジアへと大海原へとのり出し、板子一枚下は地獄という大海原を椙の板1枚で航海していました。それくらい椙への信頼が高いということです。他の木は、このようには使われていません。椙には、繊維が長く、強いという信頼の歴史があります。
戦前にも椙は多いのですが、戦後は荒廃した日本を復活するために、国民が総出で椙を植えました。産地として、函館から南に、椙を植林しました。椙は生長が早く、真っ直ぐな木ができるということも特長があり、植林にむいていました。それから戦後60年以上たって生長し、現在は、使える資源として、身近にあります。過剰に生長し、スギ花粉の問題もありましたが、身近なところに有力な木材があるということです。
椙で家をつくると、いいにおい、あまい香りがします。特に好まれて使われています。椙も、優れたものは銘木といわれ、目の飛び出るような値のものも中にはあります。
HABITAでは、全国にあり、大量に調達できる椙の木を主体にやってまいります。産地によって性格が違います。日本海側は風が少ないので脂(ヤニ)が少ない、秋田椙はその代表です。太平洋側は、風が多く、木が揺れて脂の多い椙になります。このように日本列島を境にして脂のある木と脂のない木になります、また、温度によっても木の性格が違います。HABITAでは、地産地消で木材を使うと長持ちすることから、全国を15か所に分けて、木材の移動距離110km以内にしていきたいと思っています。

2009年07月28日

HABITAの技術 11
木材のJASが世界の基準になる?

木材の品質を示す基準は、アメリカがANSI、カナダはCSA、ロシアがGOST、ヨーロッパがEN、インドネシア東南アジアがSNI。日本はJASです。いずれの国の基準も大切にしていますが、うれしいことに日本のJASが世界で一番評価が高いということになってきました。
木材、合板の加工において、今、水平、品質、寸法を求める基準がありますが、日本のものづくりの評価は、材木でも世界一であります。
HABITAは、国産の集成材を活用していることから、うれしい話です。
HABITAの工場は、日本の五寸柱、大梁の集成材のほとんどのものを集めており、一般には流通しておりません。
集成材には、小断面、中断面、大断面とあり、小断面は一般木造の構造材または家具の芯材として使われて、仕上げておらないラフなもので接着剤も水性です。中断面は、HABITAが日本の全量を使っているといって過言でないもので、レゾルシノール樹脂接着剤による耐久性を高め仕上げた材です。柱、土台で15×15cm、梁で15×30cmです。大断面はいわば特注で、大きな体育館とか公共施設に使われており、工事がある都度生産されるので、特注で非常に高く2倍3倍にもしかたないというものです。
生産性と品質、価格の三点から見て、HABITAの集成材が一つの答えです。

2009年07月27日

HABITAの技術 10
日本の木材は世界一

日本にありあまっている資源として、森、海、個人金融資産があります。HABITAが活用をすすめる日本の森林は、国土の66.8%とフィンランドを上回り世界一です。戦後、経済が厳しい中で、植林を一所懸命すすめた結果であります。木が育つまで、外国の木材に依存してやってきました。外国の木材が、やや10%程度値段が安いということもあって、普及しました。
ここで反省しなければいけないのは、外国から木材を持ってくる間、船が運搬してくるわけですから、膨大な二酸化炭素を排出してしまうことです。正しいやりかたではない。国産材を活用することが地球環境にもよい話です。
日本の山を活用することが、林業を活性化します。
北海道には、エゾ、トドがありますが、戦後、植林したカラマツが優れており、特に強度があるので、HABITAはカラマツを使いたいと思っています。
東北は、秋田杉が美しいということで全国ブランドですが、太平洋側の青森、岩手と、日本海側の秋田、山形で材質が違うので、2か所に分けて使っていきます。
福島、新潟は、杉の産地ですので、杉を使っていきます。
関東は、栃木、群馬の杉、埼玉の西川材、千葉は山武杉が有名です。
長野は、川上村がカラマツの原産地で、特に優れた材です。
名古屋圏は、木曽の桧が有名です。
関西圏は吉野の杉、桧が優れています。
備州には、杉が優れたものがあります。
中国地方は、よい材がないので、地域ごとに調達をします。
四国は、高知の杉、桧を活用していきたい。
九州は、木材の生産量が多いところです。九州の北側は、福岡、大分、熊本、南側は、木材の最大の産地の宮崎、鹿児島に分けて、木材を調達します。
長期優良住宅先導的モデル事業では、「循環型社会を構築するためには、地産地消の考え方に沿った地域材の活用のほか、今後需要拡大が必要な国産材の利用により国内の森林の適正な整備保全に寄与することが求められる」と、国産材が評価されています。

2009年07月25日

日経新聞、交遊抄

株式会社アイディーユーの池添社長は、不動産オークションのマザーズを主催されている社長です。先日、日経新聞の交遊抄で紹介されていた。仕事がまとまるまで独身と言っていましたが、仕事はまとまることがないので、どうするのか?元気で何より。

日経新聞、交遊抄より
なんぼいるねん
池添吉則
大学卒業後、就職したミサワホームでビジネスの魅力に取りつかれた。三澤千代治氏はアイデアとユーモアの大切さ、直感を形に変える方法を教えてくれた。
初めて声をかけられたのは入社六年目、社内の「マン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた時だ。生意気な営業マンとでも聞いていたのか、授賞式では「来たね」とにやり。それを機に目をかけていただくようになった。
独立して不動産オークションを始めると言う私に「これからは社外の人間として付き合いを続けるから」と言ってくれた。
勢いよく起業したものの二期連続で大赤字。投資会社を十社以上回った末たどりついたのがソフトバンク・インベストメントの北尾吉孝社長(現・最高経営責任者)だ。三澤氏から評判を聞いていたようで、会うなり「なんぼいるねん」のひと言。事業の将来性を見込んで出資してくれた。
やると言ったら必ずやり遂げる実行力を持つ一方で思想家の一面も見せる。圧倒的なパワーと倫理観を持った教育の大切さを北尾氏から学んだ。
二人のおかげで昨年、設立五年の早さで東証マザーズに上場できた。二人に学んだことを、私というフィルターを通して世の中に伝えていきたい。(いけぞえ・よしのり=アイディーユー社長)

2009年07月24日

HABITAの技術 9
柿渋

木材は、はじめ美しい色をしていますが、だんだん色が濃くなり、灰色になり、最後は黒くなります。美しい木の色を保つには、いろいろな方法があります。HABITAが現在おすすめしているのは、天然の柿渋です。これを塗装することによって、数年、新築と同じ状態を保つことができます。価格は。それほど高いものではありません。柿渋は、内装にも使え、天然素材なので、身体にまったく害がないのが特色です。HABITAの純正部材になっています。

2009年07月23日

HABITAの技術 8
物流費の削減、住宅価格の1/3は物流費

住宅の物流費は大変かかっています。木材は、海外から、地球の裏側の北欧、北米、そしてアジアからきているので、物流費がかかっている。費用だけでなく、二酸化炭素もそれだけ排出されています。
木材だけでなく、他の建材も同様な面があります。これらの木材、建材が日本列島を走り回っている状態です。さらに現在、職方はそれぞれ1人が1台ずつクルマで現場に100日、200日と通ってくるので、大変なロスになります。総合計すると16万km、地球を4回転しなければ、家ができないことになります。16万kmは、ある住宅メーカーの実績です。
1軒の家の原価の1/3が物流費という、酷い状態であります。16万kmは、新車を1台乗りつぶして、それだけの燃料を使い、二酸化炭素も排出しています。ここを大きく改善することによって、コストも、環境への負荷も大きく下がるということで、HABITAでは、16万kmを1.6万kmにしたいと思っています。
地元の木材を使い、地元で加工して、地元の工務店が、地元の職方を使って建てる、地場産業を基本としています。目標は1.6万kmであります。実現しますと、33%かかっていた物流費が3%になりますので、30%と大きくコストを下げることになります。

2009年07月22日

熊本、HABITAタカスギ 見学開催

熊本のHABITAタカスギさんが、「超長期住宅先導的モデル事業」熊本第一号のモデル住宅の完成にあわせて、九州圏のHABITA提携企業を集めて見学会を開催しました。私も参加させていただきました。盛況でした。

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HABITAタカスギ大屋根民家

2009年07月21日

HABITAの技術 7
コンビナート構想

林業は、歴史的に技術がすすむにつれて、山からの搬出、製材業、乾燥方法、防腐加工等、新しい技術として集成材、プレカット工場が時代とともに進化してきたので、それぞれの技術によって、工場がバラバラにできている。今回、HABITAの提案は、木材コンビナートとして一貫工場にすることにより、物流費を大幅に削減できると考えている。工場到着の原木代の立米8,000円程度が合理化できる。
現在、HABITAの工場で、このようなことができるのは、鹿児島の大隅半島の工場だけで、新潟の長岡で、計画中であります。他には全国にこのようなコンビナートは、みあたりませんので、来年度15か所を計画しています。勿論、JASの認定工場です。

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2009年07月18日

HABITAの技術 6
集成材の接着剤

HABITAの集成材の接着には、レゾルシノール樹脂接着剤を使っています。レゾルシノール樹脂接着剤は耐久性に優れ、水に溶けない。それだけでなく、火にも強い。万が一、住宅が火災になった時、木造住宅は、構造体の柱と梁の中まで火が通らない。特にドイツで研究開発が進んでいて、レゾルシノール樹脂接着剤は、万が一の火災の時も、燃えどまりによって、構造体が焼けて崩れるまで時間がかかり、人が避難することが可能になります。
一般的に、家具や木材の接着剤には、水性ビニールウレタン系で、乾くと透明になって、美しく目立たないものがよく使われていますが、耐久性、耐候性が、レゾルシノール樹脂接着剤に比べて劣ります。

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大断面木構造の大空間の例            HABITAのコミュニティーセンター

2009年07月17日

HABITAの技術 5
集成材

日本には寄木細工として、1000年前から、集成材の歴史があります。よく乾燥した木材はくるったり、くさったりしないので、仏像に使われました。3000もの寄木でつくられた仏像もあります。当時の接着剤は、畑でできるお米、陸稲(おかぼ)が使われ、今日にいたっています。集成材は、大きなものとしては、ジャンボジェットより大きな750人乗りのハワード・ヒューズ H-4 ハーキュリーズがあります。日本では、美智子様ご成婚を機に、新宮殿の造営でも、集成材と同じ製法の合板が使われ、広く知られるようになりました。私が創業したミサワホームでは、合板を使って120万棟の住宅を建てましたが、接着の事故は1件もありませんでした。
集成材の強度は、無垢材の1.5倍です。集成材にするラミナー(木材の単位)に加工した時、ラミナー1本ずつ全数、強度試験を行い、強いもの、やや強いもの、弱いものに仕分けして、下の実験写真にあるように、緑の強いものを外側に、赤の弱いものを中心に配置します。空色のやや強いものは、その中間につかいます。両面に強い材を配置し、中心に弱い材を配置することで、1.5倍強度が上がります。無垢の材料を集成材にすると、歩留まりは落ちますが、1.5倍強度が上がると同時にくるわなくなるので、優れた技術として評価されています。
また、集成材は、無垢材と比べ、くるわないし、割れたりしない。したがって、住宅にした場合、建具が動かなくなったり、家が傾いだりすることがない。つまり、クレームのつかない、高品質の家ができる。特に、大断面はそのようなことがいえます。

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乾燥集成材の断面/岡山の体育館で火災にあった燃えどまり、周囲3㎝しか燃えていない/ハワード・ヒューズ H-4 ハーキュリーズ

2009年07月16日

HABITAの技術 4
国産材は丈夫

日本には、1万棟も、200年住宅が残っているのは、よく乾燥させて地元の木材を使っているからです。国産材だから丈夫なのです。昔は、地元の木を伐採して、2年間寝かせ、よく乾燥して使った。今は、物流も発達し、人工的に木材を乾燥させて使っています。今、日本では、年間1億㎥の木が生長しています。また、外材に比べ、国産材は、シロアリにも強い。外材は、シロアリにとってフルーツのように食べやすく、国産材は、シロアリに強い。HABITAが採択された長期優良住宅先導的モデル事業でも、「循環型社会を構築するためには、地産地消の考え方に沿った地域材の活用のほか、今後需要拡大が必要な国産材の利用により国内の森林の適正な整備保全に寄与することが求められる」と、国産材が評価されています。
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2009年07月15日

HABITAの技術 3
歴史の証明、超長寿古民家の共通点

200年という長期間耐久の可能性を、端的に証明してくれるのは古民家です。HABITAでは、古民家の共通している技術を次のように理解しています。

国産材、地産地消

大断面木構造

乾燥集成材

現し

間面

2009年07月14日

HABITAの技術 2
日本344か所の住宅を調べた、歴史の証明

現在、日本には、建築当時と同じ状態で200年以上残っている住宅が全国の全ての県に344か所あります。このほかに、手を加えて使っている200年以上の住宅はおそらく1万棟ぐらいはあると思います。全国344か所の住宅では、奈良23棟、大阪18棟、京都15棟と、歴史のある近畿地方に多く残っています。

北海道   5棟
東北地方 36棟
関東地方 50棟
中部地方 83棟
近畿地方 72棟
中国地方 39棟
四国地方 24棟
九州地方 35棟

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築後約250年の新潟、佐藤家

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築後1000年以上の兵庫、箱木千年家

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築後約400年の京都、桂離宮

2009年07月13日

HABITAの技術 1
世界160地方の住宅を調べた、歴史の証明

本年6月4日に、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行されました。長期優良住宅は当初、200年住宅と呼ばれていましたが、長期優良住宅とうたっている住宅が、200年持つか、首をかしげたくなるものもある。私は、200年住宅に興味を持って、1976年から、世界160地方の住宅を調べた。
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200年前のアメリカの住宅

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築後約250年のオランダ、キンデルダイクの風車、木造

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築後約350年のドイツ、フロイデンベルグの街

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築後約350年の中国、瀋陽故宮

2009年07月12日

アポロ計画に学んで
世界の国から良いものを

200年住宅を目指すとき、構造体は丈夫で強く耐久性に富む地産地消の国産材がもとめられます。一方で、内部の部品・部材、設備、インテリアは、趣味、嗜好に対応でき、ライフスタイルに合わすことのできるものを選ぶのが正解でしょう。HABITAの想いは、「世界の国から良いものを」であります。

ヨーロッパのテキスタイル
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世界に誇る、フィンランドのテキスタイルブランド、マリメッコ社テキスタイル。大胆で鮮やかな配色が魅力。
近代デザインの創始者といわれる、イギリスのウイリアム・モリス。自然界から着想を得たテキスタイルデザインやクロスは、100年経った今も愛され続ける。

ヨーロッパのファニチャー
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デンマークのアルネ・ヤコブセンのエッグチェア。卵のようなフォルムが優しく体を包み込む。
イタリアのジオ・ポンティのスーパーレジェーラ。世界一軽量な椅子。1g当たりの価格はジェット機をしのぐ世界一高額となるだろう。
ドイツのマルセル。ブロイヤーのワシリーチェア。スチールパイプを使用した椅子としては世界初。

世界のマテリアル
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オーストラリア、高品質のレンガを低コストで大量につくることができる。
南アフリカの石材。南アフリカのブルー結晶。ダークグレーの御影石は人気が高い。
中国のガラス。都市部の近代化により、建設用板ガラス市場が急成長。

世界の住宅設備
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イタリアのキッチン。洗練されたデザインと美しさと機能性を兼ね備えた。
韓国の洗面台。デザインの高さで注目を集め、日本に多く輸入されている。
アメリカのコーラー社ワールプールバス。業界で初めてニューヨーク・メトロポリタン美術館に展示された。

日本式
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イサム・ノグチのAKARIシリーズ。世界でも高い評価を受ける彫刻家が手掛けた光のオブジェ。
渡辺力のトリイスツール。1957年のミラノトリエンナーレに出展され、金賞を受賞。
剣持勇のラウンジチェア。それまで夏の家具の印象が強かった籐家具の概念を変えた。


2009年07月11日

アポロ計画と世界標準

アポロ計画では、世界の自由陣営から技術を集めて目標を達成した。それには、技術の共通化、標準化という課題でもありました。住宅産業でも、世界の標準化が進めば、新しい技術の採用と、合理化が進むはずです。私が理事長をする財団法人 住宅都市工学研究所の主催で、2007年に北京で国際会議を開きました。モジュールの検討です。モジュールの統一が必要だと思います。現在、日本は1モジュールが1尺(=3.03cm)、インチ圏は1フィート(=30.48cm)、中国は1モジュール30cmです。国際会議の最後に、主催者として、私は現在、世界の住宅の半分を中国でつくられているので、今後、1モジュール30cmを世界標準の単位にしたら、どうかと提案をしました。世界標準は、勿論、モジュールだけでなく、技術の内容にまでいたることになりますが、取りあえず、モジュールについて、世界標準が必要と思っております。
国際会議に参加したメンバーと提言内容は、アメリカのボール ステイト大学のステーファン・ケンドル先生は、オランダや日本で始められた、オープン・ビルディング・システムを中心に、ここ20数年間、各国で建てられたモデルを紹介してくださいました。オープン・ビルディング・システムは住空間を街並みと、住宅建物、住戸という3つのレベルに分けて考え、各レベルにおけるデザイン・建設・管理・運営の業務を別々の法則のもとで行うべきであると主張しています。ドイツのミュンヘン工科大学のトーマス・ボック先生は、ドイツをはじめEU圏内における住宅工業化、特に建材のモジュール化生産の現状を紹介してくださいました。
日本からは、東京大学の松村秀一教授は、1980年代以後日本の住宅寿命を長くしようということで始められたセンチュリー・ハウジング・システムの話と、その後発展した部品生産の工業化について紹介してくださいました。首都東京大学の深尾精一教授は日本建築に用いられる寸法を説明し、自ら参画したプロジェクトNEXT21のシステム設計とそれに応用された寸法調整の事例を話してくださいました。  
中国からは、中国人居環境委員会の開彦主任には、中国における住宅工業化の歴史とモジュール生産がそれに果たす役割についてご講演頂きました。中国大連理工大学の范悦先生は、中国の住宅工業化の歴史と現状についてご紹介くださいました。
HABITAは30cmモジュールを基本に、柱は15cm角にして、梁は30cm×15cmにし、設計も30cmモジュールを基本としています。
HABITAは、アポロ計画から強いインパクトを受け進めることになります。

2009年07月10日

アポロ計画に刺激されて
50年先の住宅産業に役立つ技術を集める

私は、アポロ計画に刺激されて、2050年までに考えられる住宅産業に役立つ技術を集めることにしました、「2050年の住宅ビジョン」の本にまとめました、その内容を紹介すると、残念ながら、地球環境が物凄く悪くなる、温暖化、資源枯渇、公害。我々人類の環境効率を10倍高めなければ、いつ戦争がおこって、人類が滅亡してしまうかもしれない。
2つ目は資源の問題、私は、太陽光発電に1W2万円の時代から注目し、現在は、1W700円となり、中国製では1W350円を目標としているものもあるので、本格的な実用化が近い。海水から、いろいろな資源が調達できる、パラジウム、イットリウム、マンガン、マグネシウム、ウランなどを採取する技術がある。日本の得意な繊維では、炭素繊維に注目しています。多機能素材としてニューセラミックの技術は10年かけて完成した。リサイクル技術としては、ウッドパウダーと樹脂を配合するM-WOODが実用化した、山本教授の提唱するファクター10の実現です。
日本独自の和紙の技術にも注目しています。水耕栽培による家庭内菜園も注目しています。原子力による放射線技術の研究は、日本は世界最高レベルです。
生命については、遺伝子の組み換えをはじめ生命工学で、素晴らしい発展が見込まれています。ただ生きるだけでなく元気に生きる、脳の活性化です。もちろん、家原病はなくなっているはずです。
住まいは子供のためにあるという分野もすすんでいるであろう。家がもっと安全でなければならない。個室の見直し、センターリビングの定着、想像力を育てる家などが検討されなければならない。
オフディ、オンディの時間にも注目。それから、日本住文化の再発見。上足文化、家の文化の定着、木材による耐久性のある住宅の開発、260年住宅の開発。世界15か国、全大陸での実験。
時間距離の研究、万国自動翻訳機付き電話、宅配、通信販売の普及、家庭用ロボット、音声認識、木のインテリア、親しみやすさの研究、OAG、環境映像、宇宙に住む時代の到来も考えられます。
土地は50年間上がらない。借地の研究、家は所有から利用へ、住環境の研究、森の中の家、窓辺の花、緑のトンネル、変な木、神様に失礼、一年中花のある生活、好きな鳥を呼ぶ方法、自然環境で資産形成、八段階のライフステージ、ドイツの自然環境再生、住居費ゼロを目指す。

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2009年07月09日

アポロ計画を研究する

アポロ計画には、私は技術屋として、いかに難しい目的を達成するか興味があった、特にロケットが空気中の摩擦で燃えてしまわないのか、最大の関心事、そこで、断熱材を手に入れたかったのですが。当然、企業秘密です、当時、ミサワホームの山本専務の友人で、後の自民党幹事長の加藤紘一議員がNASAに行くというので、私は断熱材をもらってくるようにお願いしました。断熱材を手に入れるために、こどものように駄々をこねましたが、めでたく、断熱材を手に入りました。断熱材は、10cm×10cmで、厚さ1cmのもので、親指とひとさし指でつかむとつぶれるような柔らかなもので、表面に黒い塗装がしてありました、早速、研究所で分析をしました。たった1cmの断熱材で興奮しました。そうこうしている内に、アポロ飛行船の図面が見たいということで、当時、NHK出身のミサワホーム総合研究所の鈴木理事長のルートで手配をしてもらいました。しばらくして、少しお金がかかりますがということでしたが、アポロの居住空間の図面が手に入りました。どのようにして入手したかはウルトラCです。申し上げられませんが、鈴木理事長もお亡くなりになっているのでお話します。私のアポロ計画についての興味は、システム工学とシステム産業への興味が重なって、熱病にかかっている状態が数年過ぎました。
人類の叡智がシステム工学でありシステム産業です。いまは亡き、山本専務と鈴木理事長に感謝しつつ、HABITA事業をシステム産業として成功させたいと思っています。

2009年07月08日

NASAとシステム産業

1.NASA(National Aeronautics and Space Administration, 米国航空宇宙局)は、1958年10月1日に、前身の国家航空諮問委員会(NACA: National Advisory Committee for Aeronautics)から4つの航空研究センターを引き継ぎ航空技術の研究、および軍事部門を除く宇宙開発のすべてを担う政府機関として、設置されました。本部はワシントンにある。

2.設置背景1957年10月4日に、ソ連が人工衛星スプートニクの打ち上げに成功した。
米国政府はこのスプートニク・ショックで、宇宙開発に遅れを取り戻すために、それまでに従軍・海軍・陸軍でバラバラに行っていた宇宙開発任務を統合し、1958年10月1日にNACAを母体としてNASAを設立した。

3.アポロ計画NASA設立3年後の1961年5月に、ケネディ大統領は議会に対する演説の中で、アポロ計画を発表した。

ケネディ演説:「……私は、1960年代末までに人間を月面に着陸させ無事に地球に帰還させる、という目標の達成を我が国が公約すべきと考えます。この時期に考えられる宇宙計画で、これほど人類の注目を集め、これほど長期的な宇宙探査にとっても有用性の高いものはなく、また、これほど達成困難で費用を要するものもありません…」

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4.産学官連携による組織形成
NASA組織は、ワシントン本部にある事務組織とその下に設置された10のフィールドセンターからなる(2009年現在)。フィールドセンターは数多くの研究所や契約企業と共同で研究開発を進める。それぞれのセンターは、研究・開発・宇宙船や人工衛星の組立や打ち上げ・管制などの実務を担当し、事業計画の策定と予算案の立案まで行っており、独立性が高い。

各フィールドセンターはNACAのほか、大学や陸海空軍から組織の移管を受けている組織であり、アメリカ各州に所在している。
たとえば、アポロ宇宙船の開発および運用を担当した有人宇宙船センターは、NACA出身の航空技術者を主流とし、空軍や産業界出身のシステム技術者が加わって成立した組織で、所在地はテキサス州である。アポロ計画に用いられた巨大なサターン型ロケットを開発したマーシャル宇宙飛行センターはアラバマ州に所在し、陸軍から移管されて成立した組織である。

5.NASAのシステム工学とローカルの技術コミュニティ
アポロ宇宙船の部品は百数十万個、同計画に関わっていた研究所や企業は約2万社にも及ぶ。NASAは巨大な宇宙計画プロジェクトを実現するために、バラバラになっていた技術手法をシステム化(規格化・形式化)し、マニュアルやハンドブックを通じて手続きを細部まで規定することによって技術開発を進めてきた。
それに対し、各フィールドセンターに所属している技術者や提携企業の職人が形成している技術コミュニティには、自らの経験、直感や裁量を重んじる方々が多く、システム工学の導入に抵抗があった。しかし、アポロ計画の成功に命運をかけた彼らは、独自の技術文化を守りながら、システム工学を取り入れることにした。
このように、NASA本部と技術コミュニティの技術者・職人が互いの立場を理解し、協働する基盤のもとで、米国の国家プロジェクトが成功につながったわけである。

アポロ計画が将来の巨大産業に通じる、組織を調べてみた。
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参考文献
佐藤 靖(2007)『NASAを築いた人と技術-巨大システム開発の技術文化-』東京大学出版社。

2009年07月07日

アポロ計画とシステム産業

宇宙開発、海洋開発、住産業という大規模な事業は、1社では達成できない。住産業には、理学、工学、農学、美学、経済学、法学、社会学、医学、心理学、経済学、歴史など、あらゆる学問の集積である、また、産業的には、林業、鉄工業、化学工業、エレクトロニックス産業、組立産業、IT産業、通信産業、エネルギー産業、バイオテクノロジー産業に関わらなければならない。
アメリカのアポロ計画は、月に人を送ることを目的に、応募を受けました。結果は1社もなかった。あまりにも大きな計画で、当時、アメリカは巨大でUSスチール、GE、GMなどは日本の株式市場の全上場会社を1社で全部買えるほどの大規模の企業でも応募できなかった。私が驚いたのは、いかに大きな企業でもできないことがあるということでした。そこで、NASAという事務局をつくり、自由陣営の技術、資本を集め何万社になるプロジェクトを作り上げた。ロケットの材料をつくる会社はどこ、溶接をする会社はどこ、燃料をつくる会社はどこ、日本からは、ミノルタが採用となった。世界の知恵を集めて、成功した訳です。私は1960年、大学を卒業して間もなく、住宅産業とは、そのようなシステム産業として、澤山の協力体制をつくり、会社設立3年で上場でき、やはりシステム産業が住宅にむいているという思いをしています。システム産業は、大資本に勝ります。HABITAを立ち上げた思いの一つは、システム産業です。アポロ計画については、明日、MISAWA・international国際事業部の資料で、お知らせします。

2009年07月05日

事業計画を考える…

久しぶりに予定が入っていなかったので、自宅でHABITAの事業計画をじっくり考えることができました。2か月ぶりの休みです。やはり、会社が気になって、会社に来てみると、高橋副社長と北川常務、経理課長が出社していて、打合せすることになりました。

2009年07月04日

投資会社の方から貴重な資料をいただきました

土曜日は、いろいろな方が見えられます。投資会社の方が、日本の住宅産業を分析し、その中で、HABITAの位置づけを分析していただきました。また今後、HABITA提携企業を増やすにあたって貴重な資料をいただきました。株主各位から、このような提案をいただけるのは、大変ありがたいことです。

山佐木材さんと共同開発

山佐木材株式会社さんが来社されました。山佐木材さんは、鹿児島で、原木からプレカットまで一貫して加工されている会社です。場所は、残念なことに、鹿児島の大隅半島にあり、木材は澤山あるのですが、消費地からは遠い。山佐木材さんが優れているのは、原木の調達、製材、乾燥、集成、防腐、プレカットの6つの工程が、一つの工場の中で一貫生産している、日本で唯一の会社です。山佐木材の佐々木社長の考え方は、物流費を合理化できた分を、山に戻すことによって、日本の緑が回復する。山佐木材さんには。メカトロ二クス事業部があり、木工の工作機械、自社のラインの大方の機械は自社製品です。特に優れているのは、超大型の乾燥器、木材の加工で、一番大切な技術は乾燥でありますが、自社で開発した超大型の乾燥器を使われています。
山佐木材さんは、当初より、HABITAに参加いただき、最近順調に、九州地域でのHABITAの出荷をしておただいております。
今回見えられたのは、山佐木材の佐々木社長が、アメリカ、ヨーロッパで行われている木材の技術を日本に導入する進捗状況を説明いただくためです。2年後を目途に、HABITAに優れた技術を導入します。今、集成材を使った内装材の研究を、山佐木材さんとMISAWA・internationalと共同で行っています。新しい分野の開発として、期待しております。山佐木材さんは、集成材による大空間を多数手がけており、山佐木材さんでなければできない、実績を上げています。山佐木材さんは、立地が悪いことから、量で勝負するのでなく、新しい技術開発で勝負しています。
佐々木社長は、来社の後、川越の古い街並みがあるうちに見ておきたいと、出掛けられました。

2009年07月02日

HABITA中期計画策定

今年度2009年度から2010年度、2011年度のHABITAの中期計画がスタートしてます。中期計画では、HABITA提携企業を、今年度150社、2010年度250社、2011年度360社、新規に提携する計画です。昨年度提携企業170社とあわせ、930社となります。1,000社を目標に提携企業の拡大を図ります。
現在、HABITAグループの住宅の総着工実績数は昨年度約4,000棟、2009年度は8,000棟、20 10年度は15,000棟、2011年度は30,000棟を目標にしています。この目標には、木造住宅、ツーバイフォー住宅を含めたHABITAグループの総着工実績数の数字です。その中で、HABITAのシェアを10%、20%、30%を目指します。すでに、売上全体の80%がHABITAの企業もあります。HABITAグループ全体のシェアをどう増やすかが課題です。
HABITAは、システム産業を目指しています。MISAWA・internationalが、財団法人住宅都市工学研究所と財団法人国際メディア研究財団と協力して、研究開発部門を担います。アポロ計画のNASAの役割をしていきます。HABITA中期計画の大きな数字はMISAWA・internationalが達成するというよりは、HABITA提携企業、さまざまな企業が協力して達成するものですので、アポロ計画におけるシステム産業と同じですので、一度ご紹介いたします。
HABITA10か年計画では、さらに大きな目標をもっており、年間10万棟を目標にしています。年間500棟完工する上場会社50社、地方都市で年間100棟完工する地域No.1企業150社、年間30棟完工する優良企業1000社、年間10棟完工する企業3,300社で、HABITA10か年計画で、4,500社提携を目標に目指しています。HABITAをはじめて、まだ2年経過したばかりですが、先ず3か年の中期計画を達成して、10か年計画につなげます。

2009年07月01日

社内研修を実施

HABITA提携希望の皆様へ、HABITAの内容を的確にお知らせするために、MISAWA・internationalの社内研修を朝から夕方まで実施。全てのHABITAモデルの設計図書、優れた経営から学ぶ、住宅業界動向とHABITA・HABITAビジネスモデルの業界優位性、DVDconceptdisk、二百年住宅を一緒に!等の資料を配布。HABITA提携希望の皆様は、MISAWA・international市場開発部担当に、お問い合わせください。

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