HABITAの技術 14
カラマツ
カラマツは、古くからある木で、天然のカラマツは、銘木に属します。非常に立派な材が採れます。木材を生涯続けた材木屋さんが最後に、自分の家を、天カラ(天然のカラマツ)でつくったという話があります。決して悪い材料ではありません。生長が早いということで、戦後、全国に経済復興と合わせ、カラマツが植えられました。カラマツの原産地は、長野県の川上村です。このカラマツが全国に普及し北海道まで植えられ、さらに韓国にまで、日本から渡り拡がりました。
ところが、このカラマツは生長が早い反面、螺旋状に木材が生長する癖があるので、建築材にすると、曲がってねじれるという、大きな欠点があります。そこで、強度に大きく優れた木材ですが、くるうということで建築用材として、しばらく使われませんでした。主に土木用材の杭として使われていました。古くは地下杭や、東京湾、ディズニーランドの杭などに使われました。また、杭材として、中東に輸出されたこともあります。
このようなことから、カラマツは建築用材ではなく、土木用材としてイメージが必ずしもよくないということに定着しつつありますが、この強度のある木材、生長の早い木材を有効に使う手段がないかということで、各地の林業試験場をはじめ業界で研究を重ねてまいりました。その結果、集成材のラミナーとして使った場合、強度があって、くるうことのない木材をつくりだすことができました。今後、有効な資源として、カラマツを活用していくことも有力であります。HABITAでは、すでに北海道で実用化をなしとげております。