不況の中で好況、西川材
今日は、埼玉の西川材を見にきています。西川材を出荷している三ヶ島製材さんは、林業と建設業をおこない、最近ではCAテレビ局の運営もおこなっている、広大な山を持っている会社です。この不況の中で注文が多くあり、好況だといいます。不況の時は、腕のいい大工の手が空いていて、いい材も手に入りやすいので、いい家を建てようとするお客様がいるそうです。寺社仏閣の依頼も多く、忙しいそうです。
以前にも紹介しましたが、西川材は、徳川幕府が江戸城を建てるために、徳川三代将軍の時代に植林をしたもので江戸城の西の川、荒川の上流に位置し、筏で江戸に運ぶ予定でした。日本で一番優れた桧、椙で、産地をかえて、木曽、東濃、備州の桧として売られてもいる特殊な材です。江戸城は大きいので、今日見せてもらった1尺2寸の柱は、約8m、4間の無節の大黒柱でした。HABITAと同サイズの5寸角の柱、尺梁も無節でできます。一番難しいことは人工乾燥ではなく、自然乾燥です。山から伐採した木を、最低1年、できれば2年自然乾燥することが必要です。したがって、建築の場合には、注文から2年かかります。
気になるのはお値段です。建築費に占める木材の値段は20%です。坪単価80万円前後ということになります。5寸の無節の柱尺梁は、集成材に比べ2倍ほどしますが、それは見事なものでした。このブログをご覧になった方で、家を建てるならば、少し割高でも、自然乾燥の無節の木材と土壁で最高の本格建築の家を希望でしたら可能です。デザインは、HABITAの新しい、西川材に相応しい設計をします。
木材の樹齢は150年前後、優れた桧は、落葉樹と常緑樹が適当な割合で山に植えられており、自然な姿でよい材ができます。本当によい建物をつくるのには、知恵を使って、時間がかかります。400年前に計画したものが、今役に立つ、あらためて、木材を扱って良かったと思いました。モデル住宅を建てることをお願いして帰りました。
ついでに、面白い話を伺いました、花粉症の人が椙林に入ると、咳をしない、被害がないと伺いました。