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HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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長く使える佇まい

日本の家の平均寿命は26年という数字がある。アメリカは44年、イギリスは75年という。戦後、外交の木材を、しかも使用量をケチって大量に建設したつけが来ている。一生に2回も家を建てなければならないのは大変だ。これからは長く使える家を建てて財産とすることを考えなればならない。

私は200年住宅を提言するため、33年かけて国内の古民家330ヶ所、世界の民家160地区を調べてみた。結果は共通項があることがわかった。それは木材は大断面木構造、乾燥材、現し工法、間面(けんめん)を守ることが重要。もちろん地産地消でないとうまくいかない。

長持ちする家についての常識。木の建物で一番古いのは法隆寺金堂で1400年。鉄骨造はイギリスのアイアン・ブリッジで230年、鉄筋コンクリート造はパリのサンジャック教会で130年。鉄は錆びるし、コンクリートは風化する。木材は年々強度が増す不思議な材料で、樹齢の4倍まで強度は上がり、それから少しづつ強度が下がっていく。戦後育てた木は60年×4倍=240年まで強度は上がっていく。

木材は腐ると思っている方が多いのではないか。たしかに生木を庭にほっておくと一週間で腐りだす。生木の道管内の水を抜いてしまった乾燥材は菌が生息出来ないので腐らない。下駄が雨にぬれて腐ったという話はない。完全な構造材としては含水率を10%以下に下げる。

住宅会社で一般的に使うのはグリーン材。生木のこと。新築してまもなく腐り始め、シロアリがつく。グリーンと呼ばれる為、緑、クリーンにつながって良い材料のように思いこんでいる職人もいる。グリーン材を使う建築工事業者は無節繰なことをしている。グリーン材の木材代金は建築費の10%程度。乾燥材を使っても建築費は2~3%しか上がらないのだ。

古民家が残っているのは時間をかけて生木を乾燥材にしているから。山で伐採して里におりてくるのに馬車、ソリで半年。そこから半年貯木して乾燥させ、樵が半年かけて手鋸で引いて一棟分の木材を手当てするのに半年はかかっていた。結果、木材は充分に乾燥し、腐らない家が出来た。

戦後、国内に木材が無くなっていたため、戦後復興は外材が主流となった。平地で育った樹木は伐採、搬出が楽で、海を渡り大量に安く白木で陸揚げされた。外材は建築後すぐ色がかげり艶がなくなる。香りも少ないのですぐにそれとわかる。腐りも早い。20%程度安いのでよく使われるが、価値が無い。

国産が注目を集めている。日本は世界一の木材資源国となり、外国に頼らなくても十分に木材が調達できるようになった。ただ搬出に時間と手間がかかり、20%程高い。しかし建築費としては2%ほど高くなるだけである。杉の爽やかな香り、桧の神々しい香りは国産材にしかない。

五感が育つ日本の木。国産材は香りがする。木目が美しい。音が響く。国産材はフィットチッドがあり、空気を美味しくする。さわると暖かい。五感に訴えている。小さい子供の頃から五感を刺激する空間に育った日本人は、繊細に感じ繊細にものをつくるようになった。日本の文化である。

鉄は強く木は弱いと思っている方が大半だが、世界で一番大きな飛行機は木製で750人乗り。ジャンボ機の500人乗りと比べるといかに大きいかわかる。第二次世界大戦中につくられ、アメリカのヒューズ社の格納庫に存在している。公共の建物、体育館、教会、道の駅などにも集成材が使われ始めている。

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