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HABITAは、MISAWA internationalの大断面木構造住宅の新ブランドです。新しい200年住宅の時代を作ります。



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地価の動向

昨日今年度の基準地価が国土交通省から発表があった。ご覧になったかと思います。新聞に報道されている内容は住宅事業、再開発、追い風といった経済的要因のみ取り上げられております。土地、特に住宅地の価格上昇は、日本は住民の意識が低く、海外で見るような美しい街が出来ていない状況です。5つの住環境と3つの手法が住民の中にないからです。少し面倒な話になりますが、お時間下さい。
5つの住環境の1番は交通環境で、これは駅から何分ということで、皆さんが意識していることだと思います。最近の車社会での要因も考えに入れておいてください。新幹線の影響も大きいと思います。何キロかということでなく、時間距離が大切です。2番は教育環境。安全な幼稚園があるかどうか、小学校が近いかどうか、進学校の中学、高校があるかどうか、全て優れているところはないので、子供の成長に合わせて移住せざるを得ないということが現実です。意欲的に取組めば優れた学校を住民が誘致するということによって、教育環境をあげることが出来ます。3番は医療環境。やぶ医者か名医かクリニックがどうか、総合病院があるかどうかということです。4番のショッピングの環境はスーパー、コンビニがあるのは当たり前となりました。おしゃれなお店があるか、楽しい時間がもてるかということかと思います。5番の自然環境は公園、緑地、安全なところかどうかということになります。
以上5つの住環境に加えて、3つの約束が大切です。まず、ランドプランニングという造成方法で50年、100年の大木を伐採することなく、生かして宅地造成を行う手法です。日本ではまったく取り入れられてなく、土地の効率だけを考えて森を伐採してしまう残念な結果となってしまいます。街を育てるには、100年以上かかることとなります。2つ目は住民協定で、門塀、生垣、駐車場、ごみの集配など住みやすい街にするための約束事をディベロッパーが定め、お客様全員が参加する手法です。3つ目はマンションの管理組合のように住民が毎月一定に積みたてて、業者に依頼して街を育てる手法です。日本では行われていません。私は5つの環境と3つの手法を実現するため、札幌、長崎、サンフランシスコ郊外に大規模な宅地造成を試み、最終的に銀行の協力を得られず、未完成で引き渡した残念な思いがあります。これから優れた街が残る仕事をしたいと思っております。街は不動産が価格を決めるのではなく、住環境を育てて初めて良い評価となるということです。

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